135 ページ45
「一日…え、お姉さん今一日っていった!?」
コナンくんが食い気味に聞いてきたからたじろいで頷く。
「これは衝撃ね…ここまで愛が深いとは。
安室さんはとても愛されてるのね」
「うん!大好きだもん、零くんのこと」
そして赤井さんのことも。
あの時は誘拐されてどうしても会いたい、って特に思ってた時期だから余計にそれが影響したのだろう。結果、功を奏したのだからよかった。
「あと朗報よ。つい先ほど安室さんの手術は終了したわ。命に別状ないそうよ。
考えられないほど何針も縫ってあるから、しばらくは安静にしてると思う。」
「よかったね、Aお姉さん」
「そっ…か。生きてるんだね、ちゃんと」
ほっと胸をなでおろす。早く会いたい。
起きてちゃんと離したい。
「まだ夕方だから早いけど、貴女も解毒剤を飲んで寝なさい。
一晩で効果は現れるはずよ。それに精神的にも疲労が溜まってるはず」
「蘭姉ちゃんたちも心配してたから、ぐっすり寝てね」
「ありがとう、2人とも。
…そういえば聞いてもいい?」
「何?」
なぜ2人がそんなに大人っぽいのか。
「君たちは、何者なの?」
きっと小学一年生ではない。
「…起きたら教えてあげる。
その頃にはもう全て終わってるはずだから。
おやすみなさい」
「わかった。ごめんね、引き止めて。
おやすみ」
2人は部屋を出て行った。
何か覚悟を決めたみたいに。
きっと私の知らないところでコナンくんたちの物語は続いている。
私は解毒剤を飲み、穏やかな気持ちで眠りについた。
1018人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しのはら(プロフ) - 明里香さん» また後日直します。わざわざありがとうございました。 (2019年6月15日 20時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 137話にも誤字がありました。「息の根を引き取った」ではなく、「息を引き取った」です。 (2019年6月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 136話に誤字がありました。「本人に入ってない」ではなく、「本人には言ってない」です。 (2019年6月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - ゆーきさん» なぜに笑すきだと言ってもらえるととても嬉しいです!ありがとうございます(^-^) (2019年6月3日 23時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - 明里香さん» 明里香さんたくさんのご指摘ありがとうございます。降谷姉の会えない日々、×されない日々はすぐに直してきますが、囚われの方は更新と一緒に直します。多く間違えててすみません汗 (2019年6月3日 19時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しのはら | 作成日時:2019年5月25日 7時