降谷姉の囚われの日々【降谷零】

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コナンside



「降谷さんがジンと会合しました。

その結果得られた情報は、

既にAさんに薬は投与されている、とのことです」



「なっ！！」




行動が早すぎないか！？



「居場所を突き止めるのは無理でしたが、彼女に薬が投与されたとなれば、賭けはもう始まっている、とも。

急いで運び屋を追跡し、届け先を突きとめろと伝言を受けました」



「…それは、本格的に急がねば、彼女の身体が壊れる可能性があるな」



「組織が作った薬だから安全性は保証できない…。


ねぇ、急いで運び屋を捜索しよう！」




「えぇ！もちろんよ。」



「FBIと我々公安が全力を尽くせば早くて今日の晩には突きとめることが十分可能です。

……協力していただけますか」




日本国民と、あの人のためにも。

そう風見さんは付け足した。
本当に安室さんのこと尊敬してるんだな…。




「当たり前だ。

坊やは今日はもう帰っていい。
この捜索は大人である我々がやっておこう。」



俺は力強く頷いた。




「…わかった。頼りにしてるよ、赤井さん。


それに、FBIと公安の人たちも」



俺は俺にできる最善を尽くそう。



_____________




Noside




暗い港で、1人の男を包囲する。




「さァ、吐いてもらおうか。



奴らとの関係と、居場所を」




「貴様ッ、ライか！！」




赤井とたじろぐ男、宮崎茂は面識がある。

ライ時代にカジノで潜入した時にあったのだ。



「ふははっ…ライが生きていると奴らにリークすれば、キールも一発であの世行きだろうなァ？」



「………質問に答えろ」




「そんなもんノーに決まってる。
俺は運び屋としてあの組織から多額の賃金で仕事をしたんだ。
荷物を運ぶだけであの額をもらえるんだ…
ここでバラせば金どころか俺の命が吹っ飛ぶ。
信用と金が俺を成り立たせるんでね。



それとも何だ。


組織以上に貴様らがいい儲け話でも持ってきてくれるのかい？FBI。」

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