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コナンside



今は警視庁に来ている。ある部屋にジョディらや警視庁の目暮警部と佐藤刑事、高木刑事、
そして赤井とコナンが揃っていた。



「警視庁の皆さんもご協力ありがとうございます」



「いえいえ!これは警察案件。それに被害者は日本国民!我々警視庁が動かない筈がありません」



協力関係の強い握手をし、互いの同意を認め合った。


「それで、運び屋の特定が済んだって本当!?」


「えぇ、シンガポール空港の監視カメラ、荷物検査履歴。全てを漁り、てらした結果。
あの事件のすぐ2日後の夜、1人の小ぶりの男性が女物のキャリーケースを持って日本へ発ったの。

容疑者の名前は宮崎 茂。彼はカジノを運営しており、裏社会の人間と何らかの交流があったと思われます。」



その時、扉が音を立てて勢いよく開いた。



「その情報、我々公安部に引き渡してくれませんか」



突然の風見の登場に警視庁メンバーらはいい顔をしなかった。東都水族館では協力関係にあったが、元々はあまり良い関係とは言えない。



「なぜ公安部が…これは我々警視庁捜査一課とFBIの」



「詳細、説明は省きます。
ある方から迅速に、との言葉を得ていますので。


それと…FBIの方々ならわかるのでは?ある方からの要請ですよ」



警視庁らは途中で言葉を遮られたせいか、余計に表情は引きつっていった。

赤井はそんなこと気にせず、コナンに「降谷くんか」と声をかける。



「そうだね…安室さんにこっちの情報を伝えた方がいいと思う」



「あぁ…」



赤井はジョディにアイコンタクトを送った。了承しろ、と。

ジョディもそれに頷き、



「分かったわ。
目暮警部たちには悪いけれど席を外してもらえる?」



「な、なぜ…?」



「need not to know… .

と言えば、わかるわよね?」



知る必要のないこと。

それは即ちこちら側にこれ以上踏み入るなという拒絶を意味していた。



「しかし…」


「本当にありがとう!助かったわ。
彼女は絶対我々FBIと公安が助けてみせる。

今回は引いてもらえる?」



「……そこまで言うなら、わかりました」



渋々、といった感じで三人は出て行った。高木は最後まで抵抗したが、その想いは届かず、トボトボと出て行った。



「さぁ、そちらの情報も渡してもらおうかしら」

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しのはら(プロフ) - 明里香さん» また後日直します。わざわざありがとうございました。 (2019年6月15日 20時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 137話にも誤字がありました。「息の根を引き取った」ではなく、「息を引き取った」です。 (2019年6月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 136話に誤字がありました。「本人に入ってない」ではなく、「本人には言ってない」です。 (2019年6月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - ゆーきさん» なぜに笑すきだと言ってもらえるととても嬉しいです!ありがとうございます(^-^) (2019年6月3日 23時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - 明里香さん» 明里香さんたくさんのご指摘ありがとうございます。降谷姉の会えない日々、×されない日々はすぐに直してきますが、囚われの方は更新と一緒に直します。多く間違えててすみません汗 (2019年6月3日 19時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのはら | 作成日時:2019年5月25日 7時

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