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「なぜ…?悪いけど貴方と話している暇は!」
「私なら一分一秒でも早く現場に着くことができる。
少々荒い運転になりますがね」
灰原は少し考えた。が、怪しい男と喋っている時間が惜しいし、彼も諦めるつもりはないのだろう。何よりあの子達の命が危うい状況なんだから!
「……わかったわ、お願いされてくれる?」
「えぇ、もちろん」
_____________
安室透side
「……ふぅ」
一先ず捕まらずにはすんだ。
あの時、僕は既に移動していた。
殴られている__
実の姉を背にして。
今回はそうするしかなかった。
「やァバーボン。
久しぶりだね」
「えぇ、久しぶりですね。
…オーナー」
このショッピングモールのオーナーであり、闇社会の人間でもある男だ。
今回のテロは公安が読んでいた。
僕があの組織に潜入中偶然にもこのオーナーから聞いたのだ。
だから警察の体制は万全である。
「さて、私は君に情報を与えた。
今度は君が私に与える番だ」
「急かさなくても、
ここにありますよ」
手中にあるのはNOCリスト。
もちろん偽物だ。
「あぁ…これで私は…!」
組織を潰し、闇社会の王に_____________
本当に胸糞悪い。
「反吐がでる」
「…………は?」
「僕らの組織を潰して闇社会の王になる…?馬鹿らしいですね。」
「な、なにを!!」
「貴方がなるのは王ではない。
罪人だ」
後ろにいる部下へ合図をする。
すると数人の部下が男に体当たりをし、仕留めた。さすが公安というべきか手際が良い。
「クソッ…!バーボン…お前まさか…!!」
「知りませんでした…?僕は色んな方とコネクションを持っているんです。
貴方は騙しやすいただの情報源、駒ですよ」
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明里香(プロフ) - 17話に誤字がありました。「ぶつかったみますたいで」ではなく、「ぶつかったみたいで」です。 (2019年6月3日 13時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 9話に名前変換出来ていない箇所がありました。 (2019年6月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - しのはらさん» え?え?何か……警察組が……!! 続き頑張って下さい。 (2019年4月28日 20時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» 貴方のコメントを返信したあと「それもいいんじゃないか…?」と思い急遽変えさせていただきました!ありがとうございました! (2019年4月28日 7時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» 回想など降谷零sideでは出ると思います。ありがとうございます! (2019年4月27日 21時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しのはら | 作成日時:2019年4月6日 22時