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まってまって、展開が早い!追いついていけない!



「お前、黒川家の本来の目的を知っているか」



「黒川家は、烏丸家に仕える一家で…。
一生奉仕する、ことです」



「やはりそれしか言われてないんだな」



それしか…?

黒川家の本来の目的は別にあるというの?



「黒川家には女が多いことは知っているな」



「は、はい…男は父と祖父だけで、使用人の方々も女性ばかりでした」



それが何か関係あるのか…?



「そう。黒川家は子孫を残せる女が多い。しかも仕えるのは烏丸家の本家や分家のみ。

つまり、黒川家と烏丸家は近親妊娠を行なっているということだ。」




「_____はい?」



な、何を言ってるんだこの人。
近親妊娠…?は?え??


それは、まさか_____。



「お前は俺の子を孕むんだ」



「えっ…ぇ…」



服の中に手を入れられる。



抵抗したら、殺される。

そうだ、この人に仕えるんだから。しかも相手は平気で人を殺せるジンだってことを今の私は知っている。


抵抗したら、死ぬ。



「ぁ…あ」



顎を上げられ、首筋を舐められる。
本当にやるの?ちょ、私の今の心は半分前世入ってるんですけど。ただの16歳なんですけど!?

初体験がジンってやばくない??恐怖だよね、死ぬよね!!



いつのまにか来ていた衣服をほとんど脱がされ、下着のみの状態になった。
当然肌は見えているわけで、ジンの手が止まる。



「……さっきはすまなかった」



「え…?」



私の傷を指ですっと撫でる。
今まで肌を撫でられてたから敏感になってしまったのか、その指の動きだけで肩が上がった。




「醜い、と言ってしまったのは確かにそう思ったからだ。この傷はお前には似合わねぇ。


本来のお前はもっと綺麗なんだろうが、この傷がとても痛々しい」



え、それって



「それは…ジン様が私を綺麗だと思ってくださった、ということでよろしいのですか?」



「………自惚れるな」



「あ…」



ジンはそういうと立ち上がった。
しない、ということか。



「やめだ。俺は餓鬼を抱く趣味はねぇ」



…確かにまだ16は餓鬼か。

結果的には助かった、のかな。



「だが、お前の顔は気に入った_____」




「はっ_____ん」



息が止まった。

キス、された。




__いや、なんで!?

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しのはら(プロフ) - ルリさん» 返信遅くなってごめんなさい!ありがとうございます!!こちらもぼちぼち更新していきたいと思ってるので是非楽しみにお待ちください! (2019年6月23日 7時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - 降谷さんの姉のお話も読んでます!!!この小説も面白そうですっっ!!応援してます! (2019年6月16日 23時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのはら | 作成日時:2019年6月16日 19時

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