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津田:「熱っ、はい、熱を測りましょー」
津田さんは私のおでこに触れた後怒りもせず私の手を掴みドアを閉めた
…なんで掴んでるんだろう
貴方:「あ、の」
津田:「これを離せばどうなるか検討がつく
大丈夫だーと言ってお茶とか用意しようとするんだよな?」
…
この人エスパーか?
なんかよまれてる
確かにふと頭の中にお客さんだからお茶を用意って思ったけども
黙って考えていると津田さんは私のおでこに冷えピタを貼ってきた
つ、冷たい
津田:「すげぇな、冷蔵庫見たらちゃんと風邪を引いても大丈夫なように冷えピタとかアイスノンとか冷やされてるし」
貴方:「夏の時に、これをつけると
電気代が…下がります」
津田:「風邪じゃないのかよ」
津田さんは私の肩を押して寝室へと移動していた
…そういえば
貴方:「せ、先輩…の」
津田:「ん?今日はオフなんだけど夜飲み会に来るかー?って言うやつ」
なるほど
…やはり上司が来るから行った方がいいかな?
でもな
すると津田さんは私の肩をトンっと押してベッドに座らせた
何も言わないけど多分寝ろということかな?
津田さんの方を見てると津田さんは机の上にある資料を見てため息をついていた
津田:「無理にすると体を壊すって言ったよな?」
貴方:「…し、ごとに
支障はダメだなと」
やばい…説教かも
下を向きいて恐る恐る口を開くと急におでこに痛い感覚が来た
いっ…デコピン
意外に痛い
力の加減なしか
うぅっと言っておでこを押さえていると津田さんは私の左手を掴んで目線を同じにして言ってきた
津田:「風邪を引く方が駄目だろうが」
貴方:「……ごめんなさい」
凄く正論かも
左手から伝わる体温を感じながら
申し訳ない気持ちになっていると津田さんは私の頭に手を置いて困った顔で答えた
津田:「ちゃんと寝ろよ?
それと今から病院へゴー」
貴方:「え、今から」
津田:「一緒に行くから…な?」
…なんか過保護というか父親というか
私は断りきれず黙って頷いた
医者:「あー、風邪ですね。
解熱剤入れときますのでゆっくりと休んで下さい」
だろうと思いましたよ
この時期に風邪とは如何なものか
なんたる不覚
先生にお礼を言って診察室を出て薬を受け取り外に出ると津田さんは柱の所で待っていた
貴方:「すみません」
津田:「ん?どうだった?」
貴方:「風邪でした」
そう言うと津田さんは笑って私の頭を撫でた
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綉 - 物語読みました。 物語は完結していますが。。。 その後の2人が気になります。 またパート1・パート2沢山の、いやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (3月2日 1時) (レス) @page34 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 同じく77のここの部分 落とされたのであれば多分嫌きっと私は貴方からは離れないのだろう。 これ正しくは多分いやきっとではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page33 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 77のここの部分 この人とずっとそばに居たい これ正しくはこの人のそばにずっと居たいではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page33 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 何度も続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 76のここの部分 そう言うと津田さんは先に言われたというな感じで私の腰に腕を回してふてくされた感じに言った これ正しくは先に言われたというような感じでではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page32 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 73のここの部分 いや、もう吹っ切ったのかもしれない これ正しくはもう吹っ切れたではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page29 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル春 | 作成日時:2018年1月14日 3時