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「っ、あっ〜」
今何時なのかな
寝室の床には服が落ちていてシーツだってグシャッてなっていて
日は沈んで夜だって分かるのに何時か分からない
ピタって頬に触れる手はシャツとか着てない素肌が見えて時計も外していて
「…、っA？」
息がもれてその声と吐息だけでお腹が苦しくて
4月なのに暑くて
言葉を出そうにも出せないぐらいの感情が押し寄せてきてすがりつくかのように阿部さんの首に抱きつくとその瞬間彼の手が臍の下を撫でる。
「、ぁ、まっ、！？」
「気持ちいい？」
右手を彼の手に触れ撫でる手を止めようとしたら阿部さんは私の口を塞ぐかのようにキスをした。
キスをするためさっきよりも距離が近い
ビクッと身体が反応した途端、力が抜けて阿部さんの方に倒れた。
「、ごめん。意地悪した」
「っはぁ、…お、に」
「鬼って、経理の鬼のこと？
それドSと勘違いしてない？」
呼吸を整えてチラッと阿部さんの方を見ると目が合った。
汗…髪が
汗で少し濡れた髪に触れてみるとその手を阿部さんは優しく掴み抱き寄せてベッドに横になった。
背中を撫でる手が行為の終わりを教えるかのようで
自分の体は初めての経験で戸惑っていた。
阿部さんは近くに置いた腕時計を見ると呟いた。
「…お腹減った？」
「……眠い。です」
「…お風呂入る？」
「、うごけ、ない」
「ん？」
「何か、違和感が」
「…朝入ろうか。明日日曜だし。
今はゆっくり眠ろう」
背中をトントンっと撫でる手が心地よい
シーツ整えないと
クシャってなってるし
服だって畳まないと
なのに睡魔が襲う
もう
今は彼の傍から離れたくない…な
目が覚めると外は明るくて部屋の中も明るく見えた。
ムクっと体を起こすと誰も居なくて1人だった。
「…あれ」
あの人は？
周りを見渡しても誰も居なくて毛布を持ってベッドから片足出して床に立つと枕元に服が畳まれていた。
下着を着てスーツのシャツに腕を通そうとした時扉が開いて彼がいた。
無意識に毛布で体を隠すと阿部さんは私の傍に来て毛布ごと私を抱きしめた。
「おはよう」
「おはよう、ございます」
「体痛い？」
「、昨日ほどでは」
「ほんと？ははっ、少しだけ声かれたね」
朝から夢なのかと思うような事ばかりで戸惑っている。
目線を逸らそうとチラッとベッドの方を見るとシーツにシミがついていた。
これ
「、シーツ私洗います」
「え？」
この血私のだよね。
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ハル春(プロフ) - 綺音さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません。頭から離れなくなってしまったのですか！？どうしましょう。カッコよく書けているのか不安だったのですが綺音様のコメントを見て凄く嬉しく思いました。ありがとうございます。 (2022年4月6日 3時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - Harukaさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません。やっと移行や話が少しずつ進んできました。1番大好きなお話と言って下さりとても嬉しいです。これからは更新頻度が上がると思います。これからも頑張っていきますね！ (2022年4月6日 3時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
綺音(プロフ) - この話を読んで阿部ちゃんが大好きになってしまいました。兼ねてから宮舘涼太が大好きでしたがもう阿部ちゃんが、頭から離れません。。。。 (2022年1月28日 1時) (レス) @page48 id: cd7bb3faa5 (このIDを非表示/違反報告)
Haruka - このお話が一番大好きで今一番更新されるのが楽しみなのもこのお話です！なので更新してくださって嬉しいです！また更新待ってます！ (2022年1月28日 0時) (レス) id: 83280cc868 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！素敵な作品とは、とても嬉しいお言葉です。最近は更新が不定期なのでご迷惑をおかけしてすみません。かっこよく書けているか不安で何度も書いては消してを繰り返していますがこれからも頑張っていきますね。ありがとうございます！ (2021年12月22日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2021年9月2日 23時
