187 ページ40
「…本社から研修指導ですか？」
「そうそう。伏本君、本社から来てるじゃん？
お願い手伝って」
そういう事か
上の人に呼ばれたと思ったら研修の事ね。
どなたが来るんだろうか
ペラっと紙を見てみると見たことある名前があった。
佐久間先輩と阿部さんか
知ってる人じゃん
「…分かりました。
私でよければ」
「ありがとう。
セッティングとかもあるけど上手く分からなくてね」
「そうですね。
大きな会議室が使えたらいいかなと思います。
日時は4月最後の週ですね。」
佐久間先輩とかにメールしてこっちで事前に資料を印刷しとこうかな。
それか、必要なものを聞いとくか
部署に戻ってメールを打つと後輩が私に話しかけてきた。
「先輩、どーされたんですか？」
「今度、社員研修があるからさ。
それの打ち合わせのメール」
「え、研修ですか？」
「いい人達だから大丈夫だよ」
優しい人達だから大丈夫大丈夫
佐久間先輩の明るいメールが届きまた先輩と仕事が出来るのだと思うと嬉しく思えた。
入社したての頃先輩から色々教わったな。
よし、頑張るか
今日、来るらしいんです。
なので、机の移動や椅子を動かしたり
ホワイトボードを前に運んだりしていると受付の人がドアをノックした。
「伏本さん、あの」
「あ、すぐ行きます」
準備に手こずっててドアの前で待機がちゃんと出来てなかったな。反省しなくては。
走って玄関の方に向かい挨拶をする。
「おはようございます。
お久しぶりで…す」
…1人多い
2人では
佐久間先輩が元気に「お久しぶりー！」と言い
その隣に居る阿部さんが「おはよう」って言う中
「よお」
そう言って2人の後ろでクスッと笑う深澤さんが居るんです。
あれ、資料
驚いてポケットに入れてた手帳を開いて確認しようとしたら頬をヒヤッと冷たい手が触れた。
え、書いてないよね？
紙にもなかったし
え？
「俺今日はサポート。
だから、それには書いてないと思うけど？」
頭の中パニックだ
まず、私の予定では今週この仕事が片付いたらプレゼント買いに行って、そして連休の誕生日に彼のところに行って
え、あれ
でも、待って今仕事だ。
ちゃんとしないと、しっかりしないと
「、お久しぶりです。
あの、今から会場に案内したいと思いますが大丈夫でしょうか？」
私が3人に向けて話すと3人は笑って頷いていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5370人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！応援してます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - yuuy0uyuuさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により少しの間だけ更新が遅くなると思いますが頑張っていきますね。カッコよく書けるように更に精進していこうと思います！ (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により更新が遅くなることが多くなると思いますがこれからも頑張っていきたいと思います。そして、いつもコメントありがとうございます。 (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
yuuy0uyuu(プロフ) - 更新待ってました^_^毎度きゅんきゅんさせてもらってます！頑張ってください！ (2020年9月5日 3時) (レス) id: f7633e6373 (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年8月30日 21時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハル春
| 作成日時：2020年8月23日 19時
