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机とかを運んでいる深澤さんを見て思ったが
あの人あのリボンほどかないのかな？
「リボン解かないんですか？」
皿を食器棚に入れながら話しかけると深澤さんは「解かなーい」とニコニコしながら話した。
袋に付いていたリボンを解いて指に付けてみただけなのだがまさかあそこまで気にいってしまうとは。
皿のカチャカチャ擦れる音が聞こえる。
よく使う皿やカップは手前に置いていく。
「…帰りの電車は」
「大丈夫だよー。
ねぇ」
「はい」
「3カ月俺に猶予くれる？」
「…ん？」
猶予？？
何言ってるんだ？と思い深澤さんの方を見ると椅子を机の傍に持って行っていた。
気のせい？
深澤さんは、ただ黙って家具を運ぶ。
さっきのは空耳なのかと思ったがあんなはっきりと聞こえたのだから幻聴ではない。
「…私一途なのでずっと待ってますよ？」
そう話しかけると彼は床に座り込んで私の方をチラっと見ると口元を隠して下を向いた。
…嘘がつけないの分かってるのにな。
「え？何もせずに帰って来たの？」
「佐久間それは皆思うけどそっとしよう」
「プロポーズしたと思うじゃん」
「…もう俺に聞くな。予約はしたから」
「俺ならそこで伏本さんにプロポーズしますけどね」
「めめ、今はそっとしてやり」
佐久間、阿部ちゃん、目黒、康二
この4人とご飯食べに来たがそりゃあ聞かけるよな。
「ふっかにとって伏本さんが凄く大切だから慎重に進みたいんだよね」
「阿部ちゃん、俺の心を呼んだの？」
隣に居る阿部ちゃんの言葉に頷くしかないよ。
俺もよく抱かずに帰ってこれたなと思う。
本当はあの時「一途だ」って言われた時今すぐにでも彼女の手を引き寄せ抱きしめてあげたかった。
でもさ
そこでそれしたら、もう離してやれないよ。
…我ながら我慢強いな
スーツのネクタイを解こうと首に触れようとしたら佐久間が俺の方を見て聞いてきた。
「ねぇ、プロポーズの仕方は決まってる？」
「…、それ聞いてどうするんだよ」
「いや、ふっかの事だから『やる』で終わらすのかなとかさ」
それは前の俺だ
岩本さんに話したらえぇって顔されたよ。
「…岩本さんに花屋さん勧められたから
……まぁ、どこか、渡せそうな所で」
「！？花屋！？」
…花とかあげたことないから分からないな。
どうやって渡すんだよ
3ヶ月間時間を貰ったのにさ
…ほんと、不器用だな
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AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！応援してます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - yuuy0uyuuさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により少しの間だけ更新が遅くなると思いますが頑張っていきますね。カッコよく書けるように更に精進していこうと思います！ (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により更新が遅くなることが多くなると思いますがこれからも頑張っていきたいと思います。そして、いつもコメントありがとうございます。 (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
yuuy0uyuu(プロフ) - 更新待ってました^_^毎度きゅんきゅんさせてもらってます！頑張ってください！ (2020年9月5日 3時) (レス) id: f7633e6373 (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年8月30日 21時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年8月23日 19時
