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「皆、お知らせがある。
春から新事業所が関西に出来るのだがその事業所に
伏本が行く事になった。
残り少ないがよろしく頼むな」
春でもない。
まだ冬の寒い日の朝
朝礼の時部長から私の紹介があった。
周りがザワザワとして一斉に私の方を見る。
「皆さん、春までですが、よろしくお願いします」
いつも通りの朝がいつもどおりではなくなってまった。
朝礼を終えて皆が持ち場に行く時私に話しかけてくる人もいた。
「伏本さん、関西に行くの！？」
「寂しいなぁ」
「関西の方に。今までありがとうございました」
「ありがとうございます。私も寂しいですね」
資料をまとめながら話しているとちょっとした声が聞こえた。
「ふっか先輩ー、今度からお弁当作って来ましょうか？」
「えぇ？なんで？」
「だって、ふっか先輩、伏本さんと仕事で組むようになってからノリが悪いですもん」
やっぱりそう思う人もいるよね。
だって、私が来るまでお弁当作って貰ったり、どこかご飯食べに行ったり、お話したり
そりゃあそう思われますよ。
「あー、悪いけどもう俺そういうのしないかな
ごめんね？」
…あれ？
周りは気づいていないし、あの女性も「なんでですかぁ」って普通に話しかけているけど
あの人今機嫌が悪いかも
自分の仕事をしながら考えてみるが絶対にあれは機嫌が悪いと思う。
普通に仕事しているが空気というか
その後、お昼とかも上手く話せず
「終わりそう？？」
「大丈夫ですよ。向井先輩
あと少しで完成です」
「ほんま？じゃあ、俺先に」
「はい、お疲れ様です」
少しずつ人が居なくなり冷たくなった手をグッと握ったりしてパソコンに触れていく。
仕事の引き継ぎが上手く出来るように今のうちにまとめとかないと。
隣からギーっと椅子が動く音がした。
あれ？向井先輩帰ったはずじゃ
見るとバッグを床に置いて携帯を操作している深澤さんが座っていた。
「先に帰ってても良かったんですよ」
「んー…そんな気分じゃなかった」
「深澤さん」
「なぁに？」
「…怒ってますか？」
「え？怒ってないよ？」
携帯から目を離してこっちを見る深澤さん
パッとみ怒ってなさそうだけど
雰囲気で分かるよ
「…残り少ないですけどお弁当作ります」
「ん、え？」
「お弁当作ったり、一緒にお出かけしたり
辰哉さんのお願い沢山叶えますよ？」
彼の方をジーと見ながら話す。
すると、深澤さんは苦笑いを浮かべた。
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AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！応援してます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - yuuy0uyuuさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により少しの間だけ更新が遅くなると思いますが頑張っていきますね。カッコよく書けるように更に精進していこうと思います！ (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により更新が遅くなることが多くなると思いますがこれからも頑張っていきたいと思います。そして、いつもコメントありがとうございます。 (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
yuuy0uyuu(プロフ) - 更新待ってました^_^毎度きゅんきゅんさせてもらってます！頑張ってください！ (2020年9月5日 3時) (レス) id: f7633e6373 (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年8月30日 21時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年8月23日 19時
