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「食堂も外のベンチも色んな所行ってもいないんです。
、助けてくれてありがとうございます。私、お礼を伝えたいんです」
通路を歩きながら電話をしていると彼は何も言わない。
なんで黙るんですか？
「…深澤さん…」
『なぁに』
声を聞くと自分が落ち着く
今朝は彼の香りが凄く心地よいことを知った。
「、会いたいです」
これは本心です。
会いたい。
『…屋上に来てごらん』
「え…でもあそこ」
『大丈夫。』
屋上は立ち入り禁止になっている。
急いで屋上に行くと彼は柵の傍でボーと外を眺めていた。
彼の傍に駆け寄ると彼の手には何か持っていた。
？？
「電子タバコ」
「…え、初めて知りました」
「バレないようにしてた。…これを吸う時はここに来て考えてんのよ」
「…美味しいですか？」
「……やめときなね」
そう言うと彼は私の頭を撫でた。
その後一向に吸わず、そして一言も言葉を発しない。
「吸っていいんですよ？」
「ん？いいよ。
A」
「？はい」
「ごめんね」
そう彼は悲しそうに話しかけた。
柵に触れていた手を眺めていたが彼の方に視線を移してみると彼は悲しそうに微笑んだ。
どうしてそんな顔をするんですか？
その途端私は彼の方に近づき彼のネクタイを少しだけ引っ張って近づかせると唇にキスをした。
その途端深澤さんは私の肩に触れ離れさせた。
「タバコ吸ったからダメだわ」
「ふか、ざわさん」
「ん？どーした」
「…助けて下さりありがとうございます。
私、…貪欲になれるの
貴方だけなんです」
手の中からスルッとネクタイが離れる。
何故か泣きそうになる目を堪えながら下を向くと深澤さんは私の腰に手を回してきた。
「…嬉しいわ」
彼の優しい声が上から聞こえる。
顔を上げると彼は電子タバコをポケットに入れて私の頬に触れた。
「でもキスはダメ。
タバコ吸った後はダメ」
「…深澤さん」
「……ん？」
「…ギュッてして下さい」
そう呟くと彼は私を抱きしめて背中を撫でてくれた。
彼のことをもっと知りたいし
もっと一緒に居たい
だから
「深澤さん」
「どうした」
「一緒に居たいです」
「うん。…ん？」
「…一緒に住みたいです」
「…まさか今返事が聞けるとは、今日ツイてんのかなぁ」
ははっと笑う彼は私をギューッと抱きしめた。
「ちょっと大きめな部屋借りようか」
「良いんですか？」
「え？いいよ
俺も同意見だし」
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ハル春(プロフ) - naoさん» こんにちは！コメントありがとうございます。2ターン目なんですか！？読み返して下さりありがとうございます。細かく丁寧に書くことを心掛けていますがそう言って下さりとても嬉しいです！続きの方の作品も頑張っていきますね！ (5月2日 15時) (
レス) @page9 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - こんにちは。このお話、長編だし、続きのお話もあるので、GWだし読み返そうと思って、全編通しては2ターン目なんですが、ダメです。絶対泣いちゃうんです。キューっと苦しくなったり神経?が痛くなったり。みんなキャラにあっていて声が聞こえるようです。大好きです。 (5月2日 13時) (レス) @page20 id: 6fa3cc8cda (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» ありがとうございます！色々とあって不定期更新になるかもしれませんが頑張っていきますね！ (2020年8月23日 20時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月22日 22時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 紗世さん» コメントありがとうございます！こんばんは。不定期で大量更新が多いのでバランスが悪いと思いますが楽しみにして下さりとても嬉しく思います。あと少しでまた移行すると思いますがこれからも更新頑張っていきますね！応援ありがとうございます。 (2020年8月15日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年7月13日 16時
