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三十三 ページ35

なんか福山さんすごい事言って出ていったんですけど

なんか冷たい汗が流れそうな

「あー、すまんすまん。福山機嫌悪いみたいだな」

フワッと笑って櫻井さんは言った

期限が悪いからあんなこと言ったのと違うような気がするけど

すると隣にいた木村さんが櫻井さんに言った

「櫻井さん、福山さんが言ったの使えませんかね?誰か1人を使って偽装夫婦に仕立てるという」

「あー、なるほど。そうすればあの若旦那様も諦めになるか」

立花さんもそれを聞いて納得していた。
確かに誰か1人と夫婦をすることによってあの男性も諦めるかもしれない

けど


「だが、あの坊ちゃんはかの有名な跡取り息子。無理やり奪うかは分からんが…うまくはいかないだろうな」

ま、これは俺の考えと言い櫻井さんは私が持ってきたお茶を飲んだ。

これは大変なことだな。


そして、櫻井さんは私の方に目を向けて


「どうする?相手」

「え、…選べません」

「…だよな。今夜福山とも話してみるからさ明日…良いかな?」

「はい。ありがとうございます。それと…すみません」


頭を下げると3人は大丈夫だよと言い私を励ました。






福山にとってこの話し合いは嫌な感じだった。

「誰がする?」

「あの坊ちゃんをガツンとさせる者にしますか」


無言で出てはいるがすごく嫌いだと思っていた。
今でも腹が立ってきてあの男を見たくもないと思っている。


まぁ、相手を見つけろというのは簡単ではない
福山はただ黙って外を見ていた

すると隣にいた立花が自分の方を向いてることに気づきそっちの方を向く

嫌な予感しかしない

「櫻井さん、こいつにさせませんか?」

「はぁ?」

自分のことを言われてるのは分かってるが何故?
櫻井も木村も理由は?という感じだったが立花はサラッとした感じで

「こいつ、あの男に嫌われてるのは事実です。
ですが、とっさの判断力と発言力では俺らを勝っています。俺らは護衛の方へと周り敵本陣、大将の所にはこの血の気の多い男を入れましょう」

…嫌なこととなんか照れるようなことと混ざりあっていることで。福山はそう考えたがあの立花が言ってくれると少しだけ背中を押される感じだった

櫻井はその言葉を聞いて福山の方に近づき

「頼むぞ?福山」

「任してくださいよ。櫻井さん」

自分でも驚くほどの笑みを浮かべたのを福山は恐ろしく感じた。

・・

評価102 殿堂入りありがとうございます。
驚いています(^^;

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はるか(プロフ) - すごく面白いです。いつもドキドキしてます。更新頑張ってください!! (2017年8月22日 19時) (レス) id: efe91ed229 (このIDを非表示/違反報告)
- あの、すいません、「十一」の話の「立花さん」が、「立場さん」になっていると思います。間違ってたらすいません (2017年7月22日 12時) (レス) id: c9821ec644 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 世界観がすごく好きです。毎回更新されるたび嬉しくてすぐチェックしてしまいます^ ^応援しています! (2017年7月18日 15時) (レス) id: 591376f718 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すっごくすっごく面白くて、更新楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2017年7月9日 0時) (レス) id: fee5a8ae7a (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - いい、、ですね、、、これからも応援してます!(゜▼゜*) (2017年7月4日 16時) (レス) id: 503188b34f (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2017年6月9日 13時

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