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人数が多いとそれは凄く捗ることで
「佐久間先生この資料ここに置いときますね」
「ありがとう！Aさん」
「やっと終わった」
「長い戦いだったな」
「佐久間、もう汚くするなよ。頼むから
「でも超綺麗になったね」
皆クタクタだけど部屋は綺麗になったし良いとしますか。
今から帰ってお母さんたちも遅いからご飯は炊いとこうかな。
「Aさん今から帰んの？」
渡辺先生が床に座り込みながら聞いてきた。
「はい、帰ろうかなぁと」
「佐久間の奢りでご飯食べに行くけど行く？」
「え、でも私生徒ですし」
「生徒も先生も無いよ。来ればいいよ」
渡辺先生はあちぃと言いながらシャツをパタパタとしていた。
いいのかな。
だって先生達は仲が良いし。
多分私が居たらお邪魔じゃないかな？
…両親が今日遅いのは分かってるけどなんか奢ってもらうのも申し訳ないような。
「6人で食べれそうなのって高校の近くの食堂屋さんじゃね？」
「あー、あそこの唐揚げ美味いんだよな」
「阿部ちゃんは行ったことあんの？」
「うん。佐久間とかに連れられて行くよ」
「じゃあそこにしよう。車二台に分けて行くか」
なんか行くことになってしまった。
いいのかな？
「あの」
「Aさんも沢山働いたからご飯食べよ」
「…良いんですか？」
「？働かざる者食うべからずって言うし。
ね？ご飯食べよう」
岩本先生はそう言うと私の頭をポンポンとし廊下へと出ていった。
…あんまり頭撫でられることもないからびっくりしたな。
サラッとかっこいいことするとはやっぱり大人なんだろうな。
こうして私は先生達と一緒にご飯を食べに行くことになった。
「俺、野菜炒め定食」
「俺は唐揚げ。阿部ちゃんは？」
「俺まだ。」
こじんまりとした定食屋さんだけどどこか素朴で温かみがある。
6人で同じ机を囲って座るというのは本当にこれから先ないかもしれない。
何故か壁際に座った私の横は阿部先生で目の前は佐久間先生である。
注文は深澤先生と岩本先生が「何がいい？」と聞いてくるので悩んでいた。
何が美味しんだろうか
「神崎さんここ来たことある？」
「ないんですよね」
「じゃあ初だね。
なんでも美味しいから好きなの頼んでいいよ」
お冷を渡してきた阿部先生が私に話しかける。
なんにしよう
「阿部ちゃん何にした？」
「俺はあんかけ焼きそば」
「あれ唐揚げは？」
「今日はあんかけの気分」
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みか - この話から阿部ちゃん先生の呼び方?が苗字から名前になってる‼︎😳素敵な作品ありがとうございます！続きも楽しんで読ませていただきます！ (1月1日 2時) (
レス) @page20 id: 949f4ed0f7 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 一気に読んでしまいました！すごくお話が好きでキュンキュンしちゃいました！続きも楽しみにしてます！ (2020年5月20日 13時) (レス) id: cb259b82a2 (このIDを非表示/違反報告)
saya_＊(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます(*^^*)最近すのの事を好きになって、こちらの小説にたどりつきました！学生時代が遥か昔の私ですが、こんな先生いたら良いな〜と思いながら楽しく読ませて頂きました！キュンキュンしすぎて・・・とってもとってもおもしろかったです！ (2020年4月21日 7時) (レス) id: 3ebc1b1e33 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - まりなさん» コメントありがとうございます！登場人物が多くなりそうなので迷ってましたがそう言って下さりとても嬉しいです。渡辺先生のあの言葉は改めて自分も読むと言いそうだなぁと思ってました。これからも頑張っていきますね (2020年4月8日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
まりな(プロフ) - 両片思いのちょっとライバル的な相手が出て来て相手を避けちゃって…っていうもどかしい感じが大好きなので毎日きゅんきゅんしながら読ませていただいてます！阿部先生…あざといや…ちなみに渡辺先生の「まぁ3年の意地で皆ボコボコにしな」がツボでした！ (2020年4月7日 0時) (レス) id: 4917011bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年3月19日 4時
