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あのヒールで蹴るのは無しでしょ
あの二人が居なくなってからそう考える。
1度立ち上がってどこか休めるところに行こう。
荷物を持とうとしても肩が痛い
右肩が…痛い
そして背中も痛い
背中はまだいいかもしれないが肩がら尋常じゃなく痛い
震える手で荷物を持って歩く
このまま家に帰ろう
そうしよう
そう…
ふと携帯に目がいった。
今電話かけていいのかな
でも電話かける理由ないよね
何も彼は悪くないのに
でも、もう
苦しい…
携帯を出し、財布の中から紙を出す。
電話をかけると数回のコールの後
「もしもし？」
「…神山さんですか？」
「？！んぇ、A」
どうしたん？、びっくりしたぁ、
色んな声が聞こえる
けど今はそんな声さえも聞こえない
「…神山さん」
「うん」
「……」
「どうした？」
「ぁ、た、すけて」
やっとの思いで言葉を出すと神山さんは落ち着いた低い声で声をかけた。
「A、何があったか話せる所まででええから話してくれへん？」
「…写真を、撮られました」
「誰から」
「…2人組で。1人は男性、もう1人は…あの人です」
「な、…物理的に何かされた？A、声が出しにくそうやけど」
「…な、ぐられて。背中と肩
背中は痛み引いてきたんですけど
…肩が」
本当は今話す度に肺が痛い感じがする
背中を殴られてるからなのかもしれないが
肩は痛みが増すだけで本当にまいっている。
神山さんはその言葉を聞くと私に近くに店があるかも聞いてきた。
近く…本屋がある
その事を伝えるとすぐ向かうからそこに居てと言われた。
そして電話が切れたため私は本屋の中に入り本を読むことにした。
最近本屋に行ってなかったな
ベストセラーの本や
新刊と大きく書かれた所にはズラーと本が並んでいる。
本の匂いがする
痛い肩と背中を堪えながら私は一冊の本を手に取った。
少しして黙って本を読んでいると後ろから肩をトントンとされた。
誰？
振り返ると息が上がっていると神山さんが
…あ
「ごめん、遅なった」
「…うんん。……これ買ってきます」
読んでた本をレジに持っていき会計をする。
店を出ると神山さんは私の手を引いてきた。
だがその手は右手
痛さで顔が歪むと神山さんはパッと手を離した。
「ごめん
…どこが痛いん？」
「…右肩と右側の背中です」
それを聞いた神山さんは私の左手に触れ
車の方へと向かった
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ゆきまろ - ハル春さん» 返信にできなくてすみません！送ってからこの機能に気づきました笑 (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまろ - 返信ありがとうございます！ハル春さんの作品が好きで、他作品含めて読み返してたら更新されてて、すごく嬉しいです！ゆっくりで大丈夫です！これからも応援してます！ (2020年5月25日 2時) (レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ゆきまろさん» コメントありがとうございます！ずっと書けなくてどうしようと悩んでいたのですがゆきまろさんのコメントを見て頑張ってみようと思いました。少しずつですがこれからも更新していきます！遅くなってすみませんでした。頑張っていきますね (2020年5月25日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまろ - 突然すみません。いろんな方の作品を読んでいるのですが、このお話が1番好きです。更新停止中のタイミングでこのようなコメントをするのは申し訳ないのですが、また書いてくださると嬉しいです。勝手ながら応援させてください！ (2020年5月16日 5時) (レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - め る *さん» コメントありがとうございます！他の作品も読んでくださっているのですか！？ありがとうございます。これからも更新頑張っていきますね (2019年12月12日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年11月27日 2時
