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水を飲みフーと息を吐くと中間さんは私の方を見て話し出した。
「俺今な、上に上がる話が出てるんや」
「…？え」
「総務の中でも難しいところや
もしかしたら出張とか家に帰るのが遅くなるようなところ」
そんなの知ってるよ
喜ばしいことだけど
「…知ってますよ？だって秘書ですよ？私」
「……また我慢させるわ」
「もう慣れました。」
笑って答えると中間さんは私の顔を覗き込んだ。
「嘘やろ？…もう分かるんやで？Aのこと」
そう言って頬に触れた手が私の涙を流れさせる。
支えたいのに
「、強いんで大丈夫です、支えますから」
「不安にさせてごめんな」
これ以上居ると耐えらんない
私は席をたちドアを開け誰もいないロビーの奥の椅子に座る。
ソファーだからかふわっとする。
そして涙が溢れる
掌で顔を隠して声を押し殺して泣いてると掌に暖かい温もりがした。
分かってる
この手
「…A」
「、名前、今は」
「誰もおらん。
…ずっと伝えたいことがあった。
いつか自分が決心ついたら伝えようって思ってた
…俺の目見て」
中間さんはそう言うと私の掌を包み込み手を離れさせた。
目を開けると中間さんは優しい表情で私の涙を指で受け止め真っ直ぐ見つめてきた。
「…俺と結婚して下さい」
…え
驚いて涙が止まった。
黙ってる中間さんを見て私も黙ってしまった。
でも次は私が答えなくてはならない
「いいんですか？…わたしで」
「当たり前やろ。俺が好きなのはAやん」
「……え」
「…結婚しませんか？」
「…、っ、は、い」
「はぁーー、緊張したー！！」
中間さんはそう声を出すと私を抱きしめた。
暖かい大好きな温もりがする。
「良かった。
もう遠くに行かないから安心し」
頷くと頭を撫でられた。
指輪は自分達で選ぼうと言われた。
自分一人で選ぶより私の意見も聞きたいらしい。
彼らしいといえば彼らしい。
パーティーが終わり家へと帰る。
「中間さん」
「ん？」
「私、仕事続けたいです。だから」
「俺はそのつもりやったけど？
俺は尊重するで？Aのこと」
私の家の前でそんな会話をする。
今日は一旦家に帰ろうとなった
明日会えるか分からないけど会いたいな
「送って下さりありがとうございます
じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」
ドアを開けて家に入ろうとしたら中間さんも入ってきた。
「やっぱ無理」
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ハル春(プロフ) - みぃーさん» コメントありがとうございます。みぃーさんのコメントを見て予知夢ですか？！と驚きました。これから少しだけその後をえがいていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします (2019年12月25日 19時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 赤よりの虹色ジャス民さん» コメント返信遅くなってすみません。そう言ってくださりとても感激です！少しだけまだその後をこれからは更新していきますのでそちらの方も宜しくお願いします (2019年12月25日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みぃー - 淳太君、かっこよかったです。 続きまってま〜す!! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 871bc41d1e (このIDを非表示/違反報告)
赤よりの虹色ジャス民 - 凄く面白かったです！淳太君がメッチイケメン過ぎてヤバかったです。感動のシーンは涙があふれました。 (2019年10月15日 10時) (レス) id: a08afc0a85 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます。最後まで完結したのですが正直私も寂しいなと思ってしまいます。またこれからも頑張っていきますね！応援ありがとうございます (2019年10月3日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年5月19日 2時
