第３０話 ページ30
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「なっ……っ？！」
ソフィアとの冷戦をどううまく躱そうか考えてる最中、突然のラミアの登場。
しかも頭から抜けていたかもしれないが、今蘭は完全にラミアの衣装を身に纏っている。
つまりかなりかわいい
予想通り、顔を真っ赤にさせパクパクと金魚のように言葉が出ない新一を見て、蘭と一緒に心の中でガッツポーズした。
第１回『新一を赤面させようの会』は成功だ。
『リオン様、こちら新調したドレスですの！
どうでしょうか？ 』
そんな新一に追い打ちをかける蘭の質問。
普段はおしとやかなラミアはリオンの前では少し無邪気になる。
くるっとドレスの裾を翻し、笑顔でリオンに話しかけるラミアは、こちらを見たまま動かないリオンの顔を覗き込む。つまり上目遣い追加。
あ、やめてあげて蘭！新一のライフはもうゼロよ！
なんてよくあるセリフが脳裏をよぎるが、それ以上にこの状況が面白すぎて頭の中のネタ帳のペンが動きっぱなしだ。
つまり助け舟は出せない。すまんな新一。
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「なんってことすんだよA！！」
蘭が制服に着替えている間に、新一に怒られた。
隣の部屋に蘭いるからちゃんと小声だよ。
今だにすこし顔の赤い新一を見てニヤニヤしていれば、軽くチョップを食らわされた。解せぬ。
「え〜だって本番で固まられても困るじゃない。
あれはリハだよ！」
「〜〜〜っ、いや、でもだなぁ……！」
「よかったじゃん。クラスみんなの前で赤面しちゃわなくて」
「……………た、確かに」
そう言えばしぶしぶながら納得してくれた。
大丈夫だよ、蘭。
やっぱりちゃんと意識されてるから。
さっきの新一の反応を思い返しては笑ってしまう。
にしても、
「ソフィアとリオンの煽り合い、楽しかったなぁ」
「あ、あれやっぱりわざとかよ」
「先に仕掛けてきたのはあなただからね？？？」
先に副静音くっつけてきたの君だからね？？？
そう言えばケラケラ笑って「だってムカついたから」なんて言う新一。
副静音か……。今までちゃんと考えてみたことなかったけど、演劇では使えない。
けっこう楽しかったんだけどな〜と思いながら、他の衣装に手を伸ばす。
「てかソフィアは完全に制服だったのにラミアだけ衣装とかずるいだろ」
「もちろんわざとだよ」
「………。」
新一は呆れ顔。それに私は笑ってみせる。
さて、蘭が戻ってきたので練習を再開しよう。
今度は３人で、ね
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紫苑(プロフ) - 待ってマジか、、、月城ってwうちのファミリィ―ネェーム((リアル名字なんだが、、、ウケる（真顔） (5月31日 6時) (
レス) @page1 id: 3aa754953d (このIDを非表示/違反報告)
#P - ずっと、求めていた小説が見つかりました…！！！ 大好きだぁああ！！ (2022年6月14日 23時) (レス) @page34 id: 9b79f8fc8c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ザックの嫁さん» レスが遅れてすみません。コメントありがとうございます。まだ救済まで至っていませんが…頑張りますので見守っていただけると幸いです。コメントありがとうございました！ (2020年1月8日 13時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ザックの嫁 - 救済とか……… 大好物じゃないの！！ (2019年12月15日 14時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ラムさんさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！やっと更新しました……おまたせしました！これからも維持できるよう頑張ります！ (2019年5月4日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2019年1月24日 23時
