まーしーの事情 ページ19
うらた視点(戻って来たよ)
まーしーが起きたから、取り敢えず再開を喜んで、これまでの経緯を聞く。
普通なら、此処で感動の再会、と言いたいところだけど、何となくそんな気分になれず、俺はまーしーに、何で此処に居たのか聞く。
色々あり過ぎたし、有一郎と無一郎が、最近喧嘩して仲が悪く、早めに帰った方が良いような気がする。
…気まずいけど。
志「て事が数日前にあって、胡蝶姉妹から、狸を連れた変わった男の子を見つけた、って鎹鴉が飛んで来たから、来てみた。」
う「で、山に来たのは良いけど、そのまま寝たと。」
志「此処めちゃくちゃ空気良いやん。」
う「それはそうだけど、その鬼っての、此処にも居るのか?」
志「この山には居ないけど、街には数体居た。」
う「なら、あの街に泊まれば死ぬ可能性があったのか?」
志「否定は出来ないけど、此処に居ても死ぬと思う。」
う「うわっ、出来れば聞きたくなかった。」
目を逸らして溜息を吐く。
う「鬼殺隊って、一番上の人が…えっと…。」
志「産屋敷家?」
う「そう、その家。」
志「うらたん、何でそんな事知ってんの。鬼の事、知らなかったんだよね。」
う「知らなかったんだけど、最近双子の所に来るんだよ。白髪の着物の女の人。…確か、あまね、って名乗ってた気がする。」
志「…あまね…、…どっかで聞いた事あるような…。」
まーしーは思い出そうとして考えていて、俺は近くの山菜を摘む。
志「取り敢えず俺、一旦街に戻って夜待って鬼狩るから、何かあったらコイツに言って。」
鴉「カァー!」
やまだぬきが肩に乗ってるから、俺の頭に鴉が止まる。
や「キュウ?」
鴉「カァー!」
や「キュウッ!」
鴉「カァー‼︎」
う「おい、俺の耳元で喧嘩すんな。」
二匹を下ろしたら、直ぐにそれぞれ登って来て、仕方なくやまだぬきを抱えて、鴉を肩に乗せる。
志「うらたん、そろそろ夜やけど、送って行こうか?」
う「やまだも居るし、コイツも居るし。」
鴉「カァー!」
や「キュウ。」
志「なら、後は頼んだぞ。」
鴉「カァー!」
志「うらたん、気を付けてな。」
う「まーしーこそ、気を付けろよ。」
まーしーは鴉の頭を撫でて、何処かに消えて行った。
山菜も沢山取れたし、俺も帰るか。
…双子が早く、仲直りして、いつも通りの日々を送って欲しいから。
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ララ(ランタ)(プロフ) - ねこまる@Milkさん、コメントありがとうございます!!教えて下さりありがとうございます!!すみません!漫画が手元に無かったので確認するの忘れてました!直ぐに直します!!! (2021年10月23日 8時) (レス) id: 4bf2a8fa4e (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる@Milk - 初コメ失礼します。煉獄さんの一人称って『俺』では……?? (2021年10月22日 21時) (レス) @page41 id: b6e29333b6 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(ランタ)(プロフ) - nimoさん、コメントありがとうございます!本当だ!教えて下さりありがとうございます!素で間違いました!教えて下さりありがとうございます!今すぐ直します!教えて下さりありがとうございます! (2021年10月17日 14時) (レス) id: 4bf2a8fa4e (このIDを非表示/違反報告)
nimo(プロフ) - 初コメ失礼しますm(*_ _)m上弦の参は猗窩座だと思います。とても面白い作品なので更新楽しみにしています!頑張ってください! (2021年10月17日 13時) (レス) id: 8a23295520 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(ランタ)(プロフ) - みらさん、コメントありがとうございます!教えてくれてありがとうございます!直ぐに訂正します! (2021年10月10日 17時) (レス) id: 4bf2a8fa4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ランタ | 作成日時:2021年9月28日 23時