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「そもそも、生きるなんて行為に価値があるとも思えないと云う考えに1票」


黒外套に、そこらじゅうに巻いた包帯。ぼさっとした蓬髪。後ろからの声に少女が驚いたのか、悲鳴を上げて花圃の後ろに隠れた。


「成程。確かにそれもそうか…それで、ここまで貴方が来た理由って何?」

「…ポートマフィアとの盟約は密約で、取引の情報が子供達にバレたが故に口封じに彼等を皆殺した。それの尻拭い的なもので戒めとして構成員を殺しに来た。

そこまではいい。だけどもう1つ情報が足りていない。それは子供達を皆殺しにはしていないという事だ。異能力者の少年がまだ生存している…きっと夜にでも彼はその組織の構成員を殺しに来るだろう」

「…つまり、この件からは手を引いて貰っても大丈夫だと、そう云いたいのかな?」

「彼をマフィアに推薦しようと思ってね。三宅さんも随分と強力な異能力を持ってると聞いているし、下手に死なせる訳にもいかない。そこの後ろの子がどんな子は知らないけど…あ、居ない」

花圃がえ?と驚いて後ろを振り返った。少女が忽然と姿を消していた。


「え…?あの子…どこ、行った…?」

「…とりあえず、私が云いに来たのはそれだけだ。早々に手引きしておく事をお勧めするよ。彼は凶暴だからね、名前を存じないけど君の妹さんも相応の異能力がなければ危ないだろう」


「そう…忠告どうもありがとうね。



ポートマフィアの最年少幹部に就任した、太宰くん」



花圃が紅色のスカートを翻して歩き出した。

悪戯が29回→←迷ヰ猫と。



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君死勿 - 樋口「芥川先輩〜!?!?」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます! (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いえ!頑張って下さい! (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー!!ありがとうございます!!!!更新頑張らせて頂きます…!! (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい!私の心の癒しです! (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろみぃ* | 作成日時:2022年7月22日 22時

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