やつがれくんvsJK。【文スト】【芥川龍之介】

悪戯が24回 ページ26

「…全力で戦えと言いましたね


気が変わりました、貴方の望みを叶えましょう」


『！』


芥川が笑い、そしてナサニエルが一直線に攻撃を出そうとする。直接攻撃が出れば芥川が更に傷を負って癒えるのが長引く。それを避けたかったAが手持ちの槍をぶん投げ、ナサニエルの意識を引いた。彼は飛んでくる槍を目視、攻撃はAに向けて飛んできた。身体の何処も彼処もに貫き、くぐもった悲鳴を上げてその場に倒れ込んだ。が、少なくとも意識を逸らすという重大な役割は果たせた。Aが叫んだ。

『い、今だよ…！』

「云われずとも」

芥川がその隙でナサニエルの首を掻っ切った。が、その首から吹き出た血は彼の異能により文字化し始める。そして芥川は羅生門連門顎を繰り出して対抗_____________結果として、ミッチェルがナサニエルを庇って攻撃を受けた。だが芥川は近くの壁を破壊、2人を瓦礫下に埋め込んだ。

瓦礫下から流れ出る血。それを確認してから、その場から10米ほど離れた所で倒れ込んでいるAの所に歩んだ。傷口を押さえ込んで縮こまり、苦しげに息をしている。芥川がそれを見て膝を着き、血が跳ねた彼女の頬を拭おうとした。




「"人は誰かに『生きていていいよ』と云われなくちゃ生きていけないんだ！"」



敦の声が脳裏に浮かぶ。






「その様な事…貴様に云われずとも…判っている…」





伸ばそうと躊躇っていた手をもう一度伸ばし、彼女の頬についた血を拭った。





「…起きろ貴様、何時まで寝る気だ」


『う…出血多量…むりしぬ…』


「………医療班を呼んでおく」


なんだかんだ優しい。


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すみません。データ消えてショックで書いてた内容記憶ぶっ飛んで思い出すのにめちゃんこ時間かかってました。それから学校の文化祭が重なって執筆遅くなりました。

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