どうも神代類の妹です！ 2幕【プロセカ】【天馬司】

しっくすてぃふぉー ページ24

そこからは大変だった。





試行錯誤で応募する話も考えつつ、ショーでするストーリーも作っていく。




ハロウィンだからハロウィンならではな楽しいショー作らないと、という使命感に駆られてお話作るの頑張ってます。





そんなことはさておき。






_____恋愛、と一口で言っても難しいからねえ…






王道、片想いをこじらせる青春の話なのか両片想いなのか、はたまた浮気やらなんやら、どろっどろの恋愛か。







『はは…最後は無しかな』





高校生らしく無さすぎて怖いだろう。なんだ、某名探偵でも出たのか。Shineを見間違えたのか。







『…お、いい案降りてきた』








僕自身の恋話だ。少しアリかもしれない。






『……この想いが何なのかは、今もちゃんと分かってないけど…それもそれでいいか』







恋だとは思う。というか恋なんだろう。








ただ、あの人が本当に好きなんだと気づく日までこの想いは胸に秘めておく。








日記のように、事細かに想いを書いていけばいい。今までも日記はつけていた。それを書き直していけば大丈夫だろう。








書き直そうとして、ペンや消しゴムやら、フルで準備して棚に手を伸ばしたところで口から大きく息を吐きでた。









『原稿用紙のストックない！！！』







ぎゃあと喚いて髪を掻き回し、どうしようもない事にまた息をつき、パーカーと財布を引っ掴んで家を出た。










それにしても、僕らしくない。




恋話…恋愛部門の小説なんて縁もゆかりも無いと思ってたな…








しかも、考えたお話じゃなくて現実の話。






楽しみだな、と思いながら僕は自転車に跨り漕ぎ出した。

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