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『どうして…』
ルンルンで帰り少し部屋の掃除をして夕食の準備へ
ハートのハンバーグは本当に2つ作って
フライパンに入れたまではよかったのに
蓋を開けてできたのは割れたハート
くっつけようにも焼けてしまっているためできなくて
『どうしようっ』
「ただいまァ」
ドアの開く音が聞こえもちろん実弥が帰ってきて
こんな時に限ってちゃんと早く帰ってきてくれて
「お、いい匂いじゃねェか」
嬉しそうに手を洗ってくると少し顔を出して洗面所に消えた
とりあえず蓋をしてサラダを盛り付けていたら
着替えた実弥がキッチンに入ってきた
「上手くできたかァ」
『ちょっちょっと待って!』
そう言ったにも関わらず間に合わず目の前に現れたハートハンバーグ
「これ…」
『あ、あのねかわいいの作りたいなって思ったんだけど』
「Aチーズ持ってこい」
笑いながら言う実弥はスウェットを捲っていて
大人しくスライスチーズを持っていけば
ハンバーグにかけて調理し始める
少し経てばさっきサラダを置いたお皿に
チーズののっかったハートハンバーグが盛り付けされた
『わあああくっついた!!!!!』
「よしっ食べるかァ」
『ありがとう実弥』
向かい合って座り改めてお礼をすれば
「誰かさんがかわいいことしてるからなァ」
口の端がクイッと上がる笑い方
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『好きだなぁ』
「は?」
『ん?』
「誰が好きなんだァAちゃん」
彼が私をちゃん呼びする時はなにかを企んでいるときで
なんか色々とやらかしてます
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瑛茉(プロフ) - 幸せを(ゝω・´★)さん» メッセージありがとうございます。私もこんな同居人欲しいな〜と思いながら書いてます(笑)これからもよろしくお願いします! (2021年4月4日 10時) (レス) id: 34a2c94a5f (このIDを非表示/違反報告)
幸せを(ゝω・´★) - さねみん可愛いですね、、こんな同居人いてほしいなぁって思いました。応援してます!頑張ってください!! (2021年4月3日 14時) (レス) id: acc958e8df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑛茉 | 作成日時:2021年4月1日 22時