にひゃくさんじゅうよん！！ ページ37
*M-side
伊藤は黒のスーツ、俺は白のスーツを着る。
うむ。さすが俺。サマになってるぜ。
三橋「おいA。まだかよ」
「ま、まってください!本気でこれ着るんですか?!」
三橋「当たり前だろ。せっかく用意してやったんだ」
伊藤「……三橋、Aに何着せようとしてんだ?」
三橋「見てからの秘密じゃ」
ふっふっふっ……。
たまたま通りすがりのコスプレ屋で
セールになってたやつだ。
貧乳のアイツには絶対似合わねぇ。
腹抱えて笑ってやるぜ……♪
三橋「おい着たか?!」
「着ましたよ!着ました……ケド」
三橋「じゃぁ開けるぜ」
「ま、まって!」
三橋「おりゃっ!」
裏手にあった倉庫の扉を無理矢理開ける。
さぁ、見せてみやがれ貧相な格好……を………
伊藤「……は?」
「ううぅ……なんで私だけ……」
伊藤「おいまて、三橋。これはナシだ!!」
「なんで私はバニーガールなんですか……」
しくしく、と両腕で体を隠すA。
体のラインがハッキリと出てて、
黒のタイツの足がすらりと伸びてる。
すくめた肩は肌白くて柔らかそうで。
……あれ、全然笑えねぇ。
むしろ……
伊藤「A!早く脱ぎなさい!」
「でも私だけセーラー服っていうのも……」
伊藤「良いから!!」
顔を真っ赤にして倉庫の扉を閉めた伊藤。
フーフーと荒く息をしてから
俺のほうに迫ってきた。
伊藤「テメェなんつうもん着せてんだよあ"ぁ?」
三橋「いやほんとはよ、笑ってやるつもりだったんだよ!だって絶対似合わねぇだろあんなの!!」
伊藤「Aに似合わねぇ服なんかねぇんだよｯｯ!!」
いや、まじでビビった。
だってあんな貧相な奴があんな……似合うとは。
……ああやってみると、一応あるよな、胸。
しかも……思ったよりあった。
………………。
伊藤「おい今変な妄想しただろお前」
三橋「してないしてない」
伊藤「嘘つけ!!顔がキモかったぞ!!」
三橋「あー伊藤くん悪口ー!いーけないんだっ」
伊藤「テメェの悪趣味にAを巻き込むんじゃねぇよ……!」
三橋「んだとオラ……バニーガールは男のロマンじゃろがボケェ。ならお前はナースさん派か?あ?」
伊藤「意味わかんねぇこと言ってんなよ!!」
三橋「はい顔真っ赤ー図星ぃーっ!!」
瞬間、倉庫の扉がぶち開けられて制服に着替えたAが出てきた。
「二人とも煩い」
「「……はい」」
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nasiremon - 伊藤兄がかっこよすぎる！ 涙腺妨害ですよ…同感できるところが多い…うぅぅぅ… (2020年5月13日 1時) (
レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 牡丹杏。さん» ぜひぜひ続きも見てください(*´∇｀*) (2018年12月27日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹杏。(プロフ) - えーここまでで涙ボロボロなのに、続編見たらどうなるの。私の涙腺w 楽しみにしてまーす (2018年12月27日 15時) (レス) id: 48235b53b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからもキュンキュンしてもらえるようらがんばります！！ (2018年12月26日 14時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - 続編すっごく楽しみにしてます。頑張ってください！応援してます！！！ (2018年12月26日 13時) (レス) id: ca359b9f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月16日 17時
