にひゃくなな！！ ページ11
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「……相良さん」
名前を呼ぶと、今度はしっかり目を合わせてきた。
それから眉をワザと下げて、
馬鹿にするような顔をする。
相良「ハハッ、お前まで来たのかよ。
弱くてなんも出来ねぇくせに。
ボコられるのが趣味なのか??」
今井「おいお前!!Aさんになんて口の聞き方をしやがる!!」
相良「知ったこっちゃァねぇな。
……見たところ、三橋は怖くなって逃げたのか」
「相良さん、もうやめてください」
相良「やめねぇよ」
強く睨まれ、怯みそうになる。
でも負けちゃだめだから。
相良さんを止めるって、片桐さんと約束したから。
相良「三橋と伊藤の野郎をぶっ殺すまではやめねぇよ」
伊藤「……俺はお前だけは絶対許さねぇ」
「……、…」
覚悟を決めなくちゃ。
相良さんは、私の知ってる相良さんじゃないって。
ちゃんと切り替えなきゃ。
伊藤「相良ァァァアァアアｯｯ!!!!」
お兄ちゃんが叫びながら走り出したと同時に、
開久集団も一直線に走ってきた。
私は素早く四◯元ポケットを開いて
使えそうなものを探してみる。
とりあえずバナナを適当に投げておこう。
えいっ。
「あとは…」
開久「よぉ伊藤の妹。よそ見してる暇あんのか?」
ハッとして顔をあげると、
開久さんたちの下っ端さんたちが目の前に立っていた。
「!!」
私は一瞬パニックになってしまって、
咄嗟に掴んだものを無理矢理投げつけた。
ペシャッと音を立てて黄色い……いや、
グレーがかった汚い黄身が一人の顔に広がる。
開久「くっせえぇ!!」
「くっさ!!」
開久「テメェ何しやがる!!」
開久さんたちも私も鼻を押さえて動けなくなる。
その隙に今井さんが戻ってきてくれて、
二人の開久さんをぶん投げてくれた。
今井「お怪我はありませんか?!」
「今井さぁん……! ……くさっ」
今井「お、俺ですか?!」
「違う違う!!」
泣きそうな今井さんを宥めていたら、
その後ろに開久さんがこちらに向かって迫ってきた。
「今井さんっ……!!」
今井「?!」
開久さんは、殴りにかかるモーションに入っていた。
どうしよう、間に合わない……!!
そう思った瞬間。
開久「ぐあっ?!」
「え」
今井「ブワーッハハハ!バナナで滑ってやぁんの〜!!」
私のファインプレーかな、今の。
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戦闘シーンて書くの難しいですよね誰か分かって(泣)
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nasiremon - 伊藤兄がかっこよすぎる！ 涙腺妨害ですよ…同感できるところが多い…うぅぅぅ… (2020年5月13日 1時) (
レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 牡丹杏。さん» ぜひぜひ続きも見てください(*´∇｀*) (2018年12月27日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹杏。(プロフ) - えーここまでで涙ボロボロなのに、続編見たらどうなるの。私の涙腺w 楽しみにしてまーす (2018年12月27日 15時) (レス) id: 48235b53b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからもキュンキュンしてもらえるようらがんばります！！ (2018年12月26日 14時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - 続編すっごく楽しみにしてます。頑張ってください！応援してます！！！ (2018年12月26日 13時) (レス) id: ca359b9f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月16日 17時
