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#来年も、よろしくね。 ページ38

※一年生の冬休みです


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12月31日。


気温はすっかり冷え込んでしまっている。





「お母さん今年は帰ってこれるかなぁ」

伊藤「2日と3日に来るんだって」

「そっか! お土産楽しみ」




商店街はどこもシャッターが閉まってて、
お正月馴染みの松やら何やらが飾られていた。



お兄ちゃんはマフラーに顎を埋めながら
白い息を吐く。


さすがに今日はウニ頭ではないらしい。




今年も今日で終わるねぇ、という
年寄り染みた会話をもう4、5回繰り返す
私たちはある人たちと待ち合わせしている
駅の方に向かっていた。




伊藤「A寒くない?俺のマフラー貸そうか?」

「大丈夫だよ。お兄ちゃんが寒くなるじゃん」

伊藤「はぁ……ほんとAは優しいな」

「大袈裟だよ……」




なんてしばらく歩けば駅に到着。


すでに金髪とヒロイン二人が待っていた。



私たちに気づくと理子さんが「やっほー!」
と大きく手を振ってくれる。






伊藤「待った?」

三橋「俺を待たせやがって。コーヒー奢れ」

伊藤「ごめんね京ちゃん、理子ちゃん。
あとで何か温かいの買ってあげるね」

三橋「おい」

赤坂「私たちもさっき来たところだよ」

「今日は随分寒いですねぇ……」

早川「伊藤さん、普通の髪型も素敵っ!!」

伊藤「フツウ……ありがと……」






そう、今年の年越しはこの人たちと過ごすのだ。


元々私とお兄ちゃんだけだったんだけど、
引っ越してきたばかりでどこの神社に行けば
いいかも分からず、

理子さんに聞いたら「一緒にいこう!」と。



それを聞いてた三橋さんはもちろん食いついてきて、
お兄ちゃんも京子さんを誘った、というわけだ。





「電車に乗っていくんですか?」

赤坂「うん! でも2駅くらいだよ〜」

「じゃぁすぐですね」

赤坂「それに向こうに大きなショッピングセンターもあるから、夜までそこで過ごすのも良いんじゃないかな」

京子「それ良いっすね!」

伊藤「なんかワクワクしてきたな」

三橋「ケッ。ガキんちょ共が。
まったく浮かれおって」

「じゃぁ三橋さん先に神社行っててください」

三橋「俺をのけ者にするのかキサマ」

「楽しくないって言ったじゃないですか」

三橋「んなこと言ってねー」






ずびび、と寒そうに鼻水をすする三橋さん。


久しぶりに見た私服の破壊力に
私は平常心を保つのに必死だった。









赤坂「それじゃ、行こっか!」









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作者の家ではさっきまで大掃除でした(*´-`)

、2→←、3



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めーぷる(プロフ) - 紫雨さん» 了解しました!ありがとうございます!! (2019年1月3日 21時) (レス) id: ed137c864e (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - めーぷるさん» リクエストありがとうございます!ただ、申し訳ないのですがこのpart3は恐らく今もらってるリクエストでpart4へ移行すると思います!本当に本当に面倒で申し訳ないのですが、移行した際にもう一度リクエストしてもらってもいいですか?申し訳ないです(*_*; (2019年1月3日 21時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる(プロフ) - すみません、リクエストです…!色々あって心がボロボロな妹ちゃんを三橋くんが死ぬ気で助けるって話お願いしてもいいですかっ (2019年1月3日 19時) (レス) id: ed137c864e (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - jr00rtk417hさん» なにか名案があれば教えてください!(笑) ありがとうございます!がんばります(≧∇≦)/ (2019年1月3日 18時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
jr00rtk417h(プロフ) - 確かに…(o_o)そこが問題ですね笑笑いつも楽しみにしてるのでこれからも頑張ってください! (2019年1月3日 16時) (レス) id: 279b567dfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神室紫雨 | 作成日時:2018年12月6日 22時

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