ひゃくごじゅういち！！ ページ4
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「……と、言う感じで。
私のクラスもザワザワしてて
さらに居心地悪くなりましたとさ」
佐川「しゃぁないっすよ!!
なんせ、天下の三橋さんの彼女っすから!」
伊藤「俺はまだ認めてない俺はまだ認めてない……」
“三橋さんの彼女”というワードに
まだ慣れてないので、
佐川さんに言われるたびに噎せそうになってしまう。
目の前の三橋さんはというと、
モグモグ黙って私の作ったお弁当を食べていた。
……私の作った料理が三橋さんの血肉に変わる
って考えると、生命って凄いなって思う。
……自分でも何言ってるのか分からないけど。
三橋「A」
「はい?」
三橋「……今日一緒に帰るぞ」
「は、はい……」
佐川「うひょぉ!!
これが出来立てほやほやカップルの会話!!
良いっすねぇ!!」
三橋「黙れ」
「静かにしてください」
佐川「はい……」
伊藤「A、明日は俺と帰ろう」
三橋「なんでお前が張り合うんだよ。
京子ちゃんいるだろうが」
伊藤「あぁテメェああぁ?!
Aは自分のものとか思ってんのかぁぁあ?!」
昨日からこんな風にお兄ちゃんは
すぐぶちギレてしまうので、
『取り扱い注意』の紙を背中に貼ってある。
ちなみにまだ本人は気づいてない。
三橋さんはケロッたした様子で、
「だってそうだろ」と答えた。
「……っ」
佐川「Aさん、顔赤いっすよ」
「…、ぅ、うっさいです」
伊藤「お前のじゃねぇわ生まれたときからAは俺の大事な大っ事な妹なんだよ!!テメェなんかに渡すかボケ!!」
三橋「京子ちゃんは?」
伊藤「おっ…お、お、……俺の」
三橋「じゃぁAも同じだろ」
なんかこの会話、聞いてるだけで恥ずかしい……。
私は本当に付き合ってるんだなぁって
何度も再確認してるみたいで。
伊藤「A、何かあったら俺に言えよ。
即行ぶっ潰すからな」
三橋「テメェなんかにぶっ潰されるわけねぇだろあぁ??」
伊藤「んだとゴラやんのかァ??」
三橋「上等じゃ表出やがれウニ頭」
「……」
以前に増して喧嘩が増えたような……。
ふと、三橋さんのお弁当箱を見たら
米一つ残らず空っぽになっている。
すごく嬉しくて一人でニヤニヤしてしまった。
三橋「なに」
「なんでもないです」
三橋「……あっそ」
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過去最高一位ありがとうございます!!
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天孤 - 現実は本当に甘くないんですね〜 (2019年8月2日 14時) (
レス) id: 7eedb3b556 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - そうだね！見よう！泣くマジ泣く (2018年12月16日 20時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
激辛麻婆豆腐 - カ……カナリヤ…………私だって……こんな激辛な現実は見たくない!でもしょうがない……残された時間で私たちが出来ることを今一度考えて楽しく『今日から俺は!!』見よう!………泣いても笑っても最後だから………。 (2018年12月16日 18時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - やめて！！！現実を突き止めないで！！！！！！！ (2018年12月16日 12時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
激辛麻婆豆腐 - やだ………明日で今日から俺は!!が終わっちゃう…………… (2018年12月15日 22時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月1日 12時
