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そうだ、遊園地に行こう。,3 ページ32

ようやくお化け屋敷を脱出。


二人から「休憩しよう」と
せがまれたので、

私はベンチに残してソフトクリーム屋さんに
やって来た。





何味にしようか悩んでいたとき。



?「だーれだ♡」

「?!」




不意に目隠しをされて、

上機嫌な声が聞こえてくる。


これはもしかしなくても……





「富夫さん?!」

紅野「紅野って呼べって言ってんだろ」




まさかの紅野さん。


ぶかぶかの黒いフードに黄色い熊の
フードみたいなのを着こなしていて、

『東京人』って感じ。






「一人で来たんですか?」

紅野「バカにしてんの?学校の友達だよ」

「へぇ。紅野さんヘアなのでまた岩田さんたちといるのかと」

紅野「あんなことあったのにまたつるむ訳ないでしょ」



紅野さんはナチュラルに私の隣に並んで
アイスのメニューを吟味し始める。



紅野「お兄ちゃんと来たの?」

「三橋さんもです。ガラガラするやつで私が当てたので」

紅野「……ふーん。あ、俺も女の子いるんだよね」

「そうなんですか」

紅野「可愛い子だよ」

「へぇ、良かったですね」

紅野「………」





なぜか分からないけど紅野さんはつまんなそうに
口を尖らせて、

私のカチューシャをいじってる。


拗ねてるの?この人。




紅野「ほんとブレないよね」

「そうですか?」

紅野「うん。そういうところも好きだけど」

「ありがとうございます……??」




ようやく私たちの順番になる。


とりあえず定番の味で良いかな〜と思ったら
パーフェクトスマイルの店員さんが
爆弾発言を投下した。





店「カップル割引でこのように二人で食べられるラブラブアイスというのもありますよ!!」

「えっ」

店「ぜひどうですか?」




カップル……って、私たちのことだよね。


どうしようと考えてるうちに紅野さんは
「お願いします」と笑って、

しかも私たちの分のアイスまで払ってくれた。



ラブラブアイスとやらはハートの形のアイスで、
それを受けとると私に「ん」と渡してくる。





紅野「Aちゃんが食べな」

「え?でも……」

紅野「それ持って金髪とウニ頭に言っといて。
『紅野さんと買った』って」

「はあ……」

紅野「じゃね」





短く挨拶をすると、
紅野さんは人混みの中へ帰ってしまった。









.









どっかで紅野さん出したかったので無理矢理参加してもらいました。

本編のほうでも出てほしいです。

ところで妹ちゃん、大量のアイスをどうもってるんでしょうか……←

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Mia - 三橋と妹ちゃんのキスシーンの絵が欲しいです! (2019年1月26日 16時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - manaさん» ありがとうございます((T_T))でも神じゃないですよ!修行中の身であります(*´-`) (2018年12月10日 22時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 神かよ…絵上手すぎじゃないですか!? (2018年12月9日 14時) (レス) id: 9204f626b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 更紗さん» 了解です!リクエストありがとうございます(*´∀`)続編で書かせていただきます!! (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なーなーさん» ありがとうございます(*´∀`)こじらせた愛な感じが私も好きなんですよね笑笑あまり書かない雰囲気なので楽しかったです(#^^#) (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神室紫雨 | 作成日時:2018年11月20日 21時

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