もしも君が彼氏なら,4 ページ4
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▽相良猛さんの場合
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こんな俺に、彼女ができた。
惚れた女が彼女になった。
……実感は未だに沸いてこない。
「相良さん」
相良「んだよ」
「好きって言ってください」
瞬間、飲みかけの缶ジュースが見事に気管に入った。
「わぁ?!大丈夫ですか?!」
相良「ゲホｯ、てめ、何をいきなり……」
「だって言ってくれたことないじゃないですか」
相良「………言わなくても、わかんだろ」
恐らく俺の顔は情けない面になっているであろう。
Aは小馬鹿にしてくるように眉をハの字にさせて、
「わかんないでーす」と笑った。
………ヤロォ。
相良「A」
「は……?! な、なにし………?!」
相良「分かりやすく教えてやるよ」
悔しくて、俺はAの顎を少し上げてやると、
Aは分かりやすいくらい顔を真っ赤にさせた。
トマトみてぇに。
「さ、相良さん落ち着いて! ゼア イズ 街中!!」
相良「黙れ」
「ゃ、あの、」
相良「………口、閉じろ」
強めに言えば、
Aはすぐさま口を閉じて、
おでこにシワを寄せるように目を瞑った。
長いまつげ。
赤くなる頬。
艶のある唇。
相良「………」
「……?」
相良「………」
ダメだ。俺がダメだ。
Aの顔をいざガン見したら
なんも手ぇ出せなくなる。
………クソヤロウかよ、俺。
俺はほぼヤケクソになってAを抱き締めた。
リンスの匂いがふんわりくすぐる。
Aは俺の腕の中でかなり戸惑ってるようで、
何度も何度も名前を呼んでくる。
相良「………ほんとお前さぁ」
「え?」
相良「………いつ俺に食われても文句言うなよ」
ほんとこっちの身にもなれ。
理性飛んだら歯止めが効かなくなる。
そういう全部の気持ちを込めて、
強く強く抱き締めると、
俺の腕の中でAはトドメを刺しに来た。
「なら……、早く食べてくださいよ」
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積極的彼女×狼彼氏
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次回伊藤さんです。
まじで伊藤さんどうしよう……
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Mia - 三橋と妹ちゃんのキスシーンの絵が欲しいです！ (2019年1月26日 16時) (
レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - manaさん» ありがとうございます((T_T))でも神じゃないですよ！修行中の身であります(*´-`) (2018年12月10日 22時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 神かよ…絵上手すぎじゃないですか！？ (2018年12月9日 14時) (レス) id: 9204f626b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 更紗さん» 了解です！リクエストありがとうございます(*´∀｀)続編で書かせていただきます！！ (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なーなーさん» ありがとうございます(*´∀｀)こじらせた愛な感じが私も好きなんですよね笑笑あまり書かない雰囲気なので楽しかったです(#^^#) (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年11月20日 21時
