ストーキング!!07 ページ10
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黄「ちょ、ちょっと!!!」
女の速さなんてたかが知れている。
学年の男、しかもその中でも特に足が速かった俺。
黄「俺が追いかけてるのに何で姿見せないんスか…!!」
普通だったら、追いかけない。
…けど、
アイツだけは何故かほっとけなくて…
黄「…ほんっと!!どこに行ったんスか…!?」
本格的に土砂降りになってきた。
黄「えっ、これ、本当にマズイんじゃ…」
「…なんで、そんな格好で
風邪、引きますよ
先程まで嫌っていた女の声。
黄「…アケイシ、さん」
片手には傘。
あれ、さっき傘俺に渡してくれなかったっけ…
しかも2本。
『…私、家近かったので』
…貴方の方が心配だったんです。
と、俯き笑う彼女。
…とても可愛い。
黄「…あの!」
ありがとう、ございました────
今までの俺なら、有り得ないけど、
アンタには、謝らないといけない。
感謝の言葉しか出ないけど…
黄「…家の事情で引っ越してきたんスよね…」
嫌味言ってすみません…ッス…
素直に言った。
……けど、
『は?』
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作者名:石蕗。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tsuwa/
作成日時:2016年1月10日 13時