黄瀬涼太、ストーカーはじめます。【黒バス】 (ページ20)

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ストーキング!!15 ページ20

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「まじさー、明石さん頭良いから頼んでるんだけどー…」

『…あぁ、すみません。私別に勉強の才能があるとかじゃないので、教えて貰うなら他の人にお願いします。…例えば、石井くんとか。』

…そうッスよね～～断りますよね～
明石サン絶対嫌いそうなタイプそうッスもん。

「…はぁ？アンタに勉強教えて貰えば、アンタにゾッコンの黄瀬くんが来て会えるかなーって思ったんだけど」

1テンポおいて明石サンが軽蔑の眼差しを向けた。

『あの、別に黄瀬くんに勉強教えるなんて約束してないんですけど』

え…、どうしよう。

女の子同士の喧嘩、めちゃくちゃ怖いッス!!

いや、陰口とかはよくあるみたいって聞いて、うわぁとか思ってたんスけど…

明石サンとあんなケバイ女がタイマンしてるなんて…

しかも、俺が理由で。

『…それなら、黄瀬くんに貴方が教えれば良いじゃないですか』

香川っちと石井っちが教えてくれた、明石サンが感情を出しやすい場所。

その手には、俺が意識し始めた時同様に力が入っている。

それこそ、あの用紙…、化学のテストッスかね？

100という文字が見える。

…えっ、なんでくしゃくしゃにするんスか!?

…そんなことするなら、俺に点数をください…