黄瀬涼太、ストーカーはじめます。【黒バス】

ストーキング!!08 ページ11

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『…は？』





え、なんスか？その意味がわからない…と言うような顔。






『…何を言ってるんですか？』





黄「…あの、京都から来たって…」







『…あぁ。そうですけど、育ちは東京ですよ。ここに来たのは志望校に落ちたからであって…』






黄「えっ！」



こんな頭の良い人が志望校に落ちるものなのか。





『だから…、何を言ってるんですか？』








黄「香川っちと石井っちが…言ってたんスけど…」




『…ふふ、それ、嘘です。…てか、風邪、引きますよ？家はどちらですか？』





黄「…え、あ…ここの近くなんで大丈夫ッスよ！」









女の子に送って貰うくらい柔(やわ)じゃないッス!!









『…そですか、じゃあ、さようなら』








スタスタと歩く彼女。









土砂降り、だけど、俺には虹が見えた。









アケイシさんの近くに。







心の芯が強い人だ。








俺なんかより…







黄「…やっぱり、男子だったら、良い友達になれたかも、ッスね…」









…俺、恩返ししようかな。








あの人に近づく、変な輩(やから)を払うために。









俗に言う、ストーカーになって。
あれ、てかなんで傘2本持ってたんスか？

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