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それからは全てが順調そのものだった。
一緒に出かけたり一緒に勉強したり夜は寝るまで電話したり世のカップルと何ら変わりない生活を送っていた。









変わったことといえば、Aが俺の事を"悟くん"と呼ぶようになったことだ。









「悟くん!」そう言って近づいてくる彼女は、いつにも増して可愛く見える。トコトコと歩いている姿が小動物みたいで俺が守らないととまで思わせられる。









「あーもう悟くん今の話聞いてた?」









「わりぃ、ぼーっとしてたわ。次はちゃんと聞くからもう1回言ってよ。」









そう言って彼女を見るともう!と言いながら俺の腕を弱く叩いた。彼女からしたら強く叩いているのだろうけど俺からしたら全然強く感じない。ムスッとしてる彼女を見てるともっと意地悪したくなる。









「悟くんはさ、もしも私が居なくなったらどうする?」









「は…?」









彼女から告げられた言葉はあまりにも突然過ぎて俺の口からは情けないような声が出てしまった。









「いや!いなくなるとかじゃなくてさ、私たちいつ会えなくなるか正直分からないじゃん?だから、ちょっと気になったっていうか…。」









焦ったように言葉を並べる彼女を見て本当に思いつきだったんだろうと思い少し安心した。









「バカだな。そんなこと俺がさせねえよ。俺は最強だからAのこと絶対に守ってやる。」









俺がそう言うと彼女はふふふと笑みを零して私とてつもなくかっこいい人の彼女になっちゃったんだな〜。なんて言うから少し顔に熱が集まった気がした。

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このか(プロフ) - はじめまして!完結おめでとうございます!とても面白くて感動して泣いてしまいました。夢主目線の番外編読みたいので書いていただけると嬉しいです! (2020年11月23日 19時) (レス) id: 9b416e9a45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萌咲 | 作成日時:2020年11月22日 21時

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