9話 ページ11
その後、空き部屋を一つ私がもらうことになり、部屋に案内された。
「あ、ご飯食べに行く？案内ついでに行こーよ！」
部屋に案内してくれたコアラがそう言って笑いかけてきたので、私も頷き、従った。
食堂に案内され、席に座る。
座るとほぼ同時と言っていいほど早く、男がよってきた。
その男はもうすでに飲んでいるのか、酔っている状態だ。
「コアラも呑もうぜー」
そういう男に言われるがまま、というより元から飲むつもりだったのだろうコアラはお酒を持ってきて、私にも渡した。
「ごめん、私お酒は…」
「あ、そーなの？ごめんね」
「ううん、持ってきてくれてありがとう」
お酒は兄弟としか呑まないと決めているというか、エースとサボにそうきつく言われているから…そんなことを思い出すだけで胸が痛くなる
「でさー」
話を進めていくに連れてコアラが酔ってきたのを見計らってか、男の手が動いた。
私の肩に回された腕は強く、自身の方に引き寄せるようだった。
この感覚、知ってる。
「あの、コアラ寝たんで私送っていかなきゃ」
「え？あーいいんじゃね？どーせ総長が運ぶでしょ」
「え？」
突然出てきた総長さんの名前。それに驚き聞き返す。
「ここだけの話、二人って出来てるらしいぜ？」
それを聞いて、ガツンと頭を殴られた感覚がした。
忘れてるんだもん。仕方ないよ。でも、それでも…忘れてほしくなかった。
「なに？泣いてんの？俺が慰めてやるよ」
ぷつ、と突然下着のホックが外されて一気に目が冷めた。
「何して…」
「何って、わかるだろ?」
あぁ、男はいつもこうだ。
これから先起こるであろう出来事に心底吐き気がしたものの、あそこで得た何もできないという固定概念が邪魔をして逃げることも、助けを呼ぶことも、拒むこともできなかった。
最も、助けを呼んだところで誰が助けてくれる？
拒んだところでこいつは辞めてくれるのか？
否、答えはノーだ。
ここでもまた、私はあの生活を送らなきゃならないことに失望して滲む視界から目を背ける様に目を閉じた。
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茉夜(プロフ) - 星猫さん» いえいえ、期待に添えずすみませんでした。 (2021年9月10日 22時) (
レス) id: 0f7d530f06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - こちらこそすみません。頑張って下さいね！応援しますね！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
茉夜(プロフ) - 星猫さん» ポケモンはゲームボーイ時代の物をやっていたのみなので剣盾は名前しか知らないですね…汗イナズマイレブンは1期(あってるかは分かりませんが)を昔アニメで見てたくらいですね。合作するものにもよりますね…申し訳無いのですが合作をした事も無いので…汗 (2021年9月10日 22時) (レス) id: 0f7d530f06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ポケモンの剣盾とイナズマイレブンは知ってます？後、一緒に合作しませんか？ (2021年9月10日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
茉夜(プロフ) - 星猫さん» 知ってるアニメですか？そうですね…長くなるので、本編の方に書きますね(^^)そちらを見てみてください! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 0f7d530f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉夜 | 作成日時：2021年6月19日 16時
