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ポニーテールを引っ張られて無理やり立たされたかと思うと、今度は前のめりになるように体を押されて、
抵抗出来ずに地面へとダイブした膝は、ジンジンと熱を持ち始める
『なんで、…意地悪するの、っ』
「お前がブスだからだよ(笑)」
なんでなんて聞いた所で、きっと理由なんてなくて。
ただ目新しいものが珍しくて、たまたまターゲットになっただけ。
そんな事当時のわたしには理解なんて出来るはずもなく、ただただ悲しくて、抵抗も上手く言い返すことも出来ずに、シクシクと泣くばかりだった。
「あー！何してんだよ！」
「げっ、颯太」
私を囲んでゲラゲラ笑ってた男の子たちの前に急に現れたのは、黒いランドセルを背負った色白の男の子。
その子の姿を見た途端、気まずそうに顔を歪ませたクラスメイトたち
「わくに言い付けるからな！」
「うるせーよ。…もう行こうぜ」
「おい、颯太！元木には言うなよ！」
「じゃあもうこんなことすんなよ！おまえらもう中学生だろ！」
わたしを守るように立ちはだかった小さな背中は、なんだかやけに頼もしく見えて、
面倒くさそうに去っていくクラスメイトたちに、べーって舌を出すと、今度は地面に倒れ込んだままだったわたしに駆け寄ってしゃがんだ。
放課後すぎの夕日が照らす公園。
擦りむけた傷がヒリヒリ痛くて、心配そうな男の子の顔になんだかとても安心して、
ありがとうも言えずに泣くしかできないわたしの背中を遠慮がちに摩る小さな手が、温かかった。
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アオ(プロフ) - もちゃさん» ありがとうございます！続編でも、楽しいをお届けできるよう、更新がんばります(^^) (2020年11月22日 1時) (
レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます！続編公開致しましたので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです(^^) (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。続編公開致しましたので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです(^^)嬉しいコメントにお応え出来るよう、続編の更新もがんばります！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - S_uchimura**さん» 無事に続編公開致しました！いっぱい感想ありがとうございます(^^)うれしいです！読者様のお声を励みに続編の更新もがんばります！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - kisaさん» 続編でも、平塚くん、内村くん共にたくさん活躍させる予定ですので、楽しんで頂けたら幸いです(^^)コメントありがとうございます。 (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年11月18日 22時
