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『あ、ああ、わたし！』
翔「待てって、もう諦めろよ。」
がっつり掴まれた腕に、あ、もう逃げられないのね。って。
頭の中でチーンって効果音が鳴り響く。
『な、なんでしょう？？』
翔「いや、お前が一番わかってんだろ」
『はて？なんのことだか？？』
わざとらしく惚けた顔をしても、珍しく真剣な顔をして、掴んでる腕に力を入れた翔太。
な、なんかこの人怖いんだけど。
あーあ、いつもは翔太の方が先に記憶飛ばすのに、
こういう時だけしっかりしてんの、ほんとにツイテナイ。
翔「お前、正気？」
『私はいつだって正気』
翔「あの子、高校生だろ？」
『どぅわああ！！シャラップ！！！』
いくらなんでも社員が行き交うこの廊下でそのワードはＮＧだろ、渡辺翔太。
慌てて塞いだ翔太の口に、嫌そうな顔をされるから、じゃあ今言うなよって
翔「まじでありえないんだけど」
『いやぁ、ごもっともだとは思うんですけどね』
翔「お前、まじでどうした？」
『…別にどうもしないよ。たまたま好きになった相手が年下だった、だけ、だもん』
翔「バカじゃねーの。」
『なんで、そんな怒ってんの』
翔「お前がバカだからだよ！！」
「おぉ、お前らこんなとこでどうした？逢い引きか？」
廊下で声を潜めながらしゃがみ込んだまま翔太と言い合いをしていれば、
そう声を掛けてきたのは部長で、
いや、逢い引きって今どき誰も使わないでしょ。
「いいなぁ、若いなぁ。俺が若い頃は、」
出た、部長の武勇伝。
慌てて立ち上がって背筋を伸ばした私達に、いつもの如く語り始めた部長の禿げた頭をぼーっと眺める。
いつもは苦痛なこの手の話も、今日のこの時ばかりは、部長ナイス！！って。
横で翔太が小さくため息をついたのがわかった。
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アオ(プロフ) - S_uchimura**さん» こっちのお話は流れもなにも決めてないまま思い立ったらダラダラと執筆している状態なので、相変わらずマイペース更新ですがお待ちいただけたらと思います(;_;)ふわふわ男子高生内村くんをお楽しみいただければ幸いです(笑) (2021年1月7日 18時) (
レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
S_uchimura** - 久々の更新かな、？今回もキュンキュンしました笑*胸キュンシーンで変にかっこよく無くていっつもみたいにふわふわしてるのが颯太くんらしいですよね笑(語彙力捨ててきた？)また更新楽しみにしてます！ (2021年1月7日 12時) (レス) id: bbe13c8768 (このIDを非表示/違反報告)
ぱ た(プロフ) - 続き気になります ‥ ！ (2021年1月4日 5時) (レス) id: 99d7cdb867 (このIDを非表示/違反報告)
S_uchimura** - 幼き頃のうっちー良すぎるよ、、、私もこんな人に出会いたかったとか言ってみる(( (2020年11月27日 22時) (レス) id: 853e6a6e99 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - S_uchimura**さん» 内村くんは悪気なく言っちゃいけないことペラリそうなイメージです(笑)翔太くんと主人公ちゃんとの会話はわたしも書いていて楽しいです！(笑)引き続きお話お楽しみいただけたら幸いです(^^) (2020年11月22日 13時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年11月18日 17時
