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ちょっと冷たかったかも ページ3

”やり直せないかな、俺たち”




『はぁ〜…』


深「元気ないっすね、Aさん。なんかありました?」


『あったようななかったような』


深「また翔太くんと喧嘩っすか?(笑)」



珍しくカウンターに腰掛けた私に、何も言わずにホットのカフェモカを差し出す深きょん。

おー、なんか行きつけのバーみたい!深きょんちょーできるバーテンみたい!なんて言えば、ちょっと照れたように笑う



深「あ、そういえばさっき翔太くんとめちゃくちゃイケメンの人来たんですけど!新しい社員さんですか?」


『あー、大阪から異動してきたやつ。元々こっちに居てね』


深「そーなんすね!めっちゃ背高いし、ちょーイケメンでした」



テクノカットあんな似合う人初めて見た!!ってちょっと興奮気味な深きょんに
君も十分イケメンだと思うよおばちゃん、なんて



『最近どーよ、深きょん』


深「絡み方雑いっすよAさん(笑)」


『たまには若者の話も聞かせてよ(笑)』


深「なんすかそれ(笑)最近か〜、なんかあったかな〜」



視線を天井に向けて考える素振りをしながら、器用にグラスを拭いてる深きょんの手


少しだけガヤガヤしてる店内には、最近流行りの音楽が流れてて、

あ、これこの間颯太くんが聴いてた曲だ




深「あ、この間みんなでカラオケ行ったんすけど、うっちーくんがめちゃくちゃテンション高くて!あ、うっちーくんってこの間の」


『あー、うっちーくんね』



うっちーくん、会いたいよ私も

毎日学校で会える深きょんが羨ましいな、ってちょっと思ったりする



深「それで、」




深きょんが楽しそうに話してくれるうっちーくんたちの話は、
どれもこれも可愛くてキラキラしてて、青春だなぁって



『いーなー』


深「いーな?」


『羨ましいよ若者(笑)』



羨ましいよ、ほんと。

私も颯太くんと同じ目線で青春したかった。



佐倉さんと並んでる颯太くんの姿を見てから、
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、

心の隅っこになんとも言えないモヤモヤしたものがずっとあって、



このタイミングであいつが帰ってくるんだもん。



深「…Aさん?」



なんか、メンタル抉られそう。

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めい(プロフ) - わー!!!!更新してくださってありがとうございます!!!ずっと待ってました‥とても嬉しいです!好きです‥‥!! (2021年9月16日 18時) (レス) id: 6c44e7bf29 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです!素敵な作品ですね更新待ってます (2021年4月10日 15時) (レス) id: 30cf67c532 (このIDを非表示/違反報告)
なるぽ(プロフ) - 好きすぎて何回も見返しちゃいます!投稿待ってます! (2021年4月10日 7時) (レス) id: fa503700e0 (このIDを非表示/違反報告)
h - やっぱりこの作品が世界一好きです……いつかまた更新してくださる日を気長に待っています^ ^ (2021年3月22日 23時) (レス) id: 9a85b7fcb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオ | 作成日時:2021年1月7日 18時

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