運命とチョコレート ページ4
「おはよう！」
「…私？」
それ以外に誰がいるんだよ！と無邪気に笑うこの男子とは初対面。
そう初対面、なのだ。
なのになぜこんなに馴れ馴れしいんだ、この子。
「俺ね森本慎太郎！好きなように呼んで！
1年のときは3組だったんだ。よろしく！」
3秒で分かる。私と住む世界が違う人間だ。
よく見たら茶髪だし、制服着崩してるし、典型的な一軍。
私を好きな物好きの男がいるけれど、その人もこんな感じ。
いやもっとイケイケしてるわ。
てかなんだイケイケしてるって。
「おーい、大丈夫？」
「ごめん、大丈夫だよ。」
「君の名前は？」
「松村A。1年のときは4組だったの。よろしくね。」
「うん！」
ちょうどいいタイミングで本鈴が鳴り、新しい担任が入ってくる。
確かこの人、割と人気のある先生だ。
よかった、平凡に暮らしていけそうだ。
「これから1年間このクラスを担当する＿＿＿」
長々しい話が始まった。
勿論、その話を真面目に聞くほどいい子ちゃんではない。
聞いてるフリをしながら窓の外に目をやる。
校庭では桜がヒラヒラと舞っていて、見ているだけで癒される。
乙女要素なんて1ミクロほども持ち合わせてない私だけど、花は好きなのだ。
花屋で働く母の影響もあると思うけど。
今年こそは花見に行きたいな、と考えていたときガラリと教室のドアが開いた。
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
