ヒーローと昇格 ページ21
それでも、男の友情というものは強くて次の日からはまたいつも通りふざけあっていた。
そして1週間ほど経ち、室長集会の日。
長い長い先生の話も終わり、俺より20cm位下にいるAと来た道を戻っていく。
すると、突然あっ！と声を上げた。
「ごめん、忘れ物しちゃった。」
「え、会議室？」
「そう。」
「一緒に戻ろうよ。」
「ううん、一人で大丈夫だよ？」
「そう？じゃあ待ってる。」
「ありがとう。」
Aの姿が見えなくなってから、自分のスマホを取り出してSNSを見る。
画面に映るのはカップルの楽しそうな写真だらけで、もしあのまま付き合えてたら俺もこんな風になってたかなってちょっと寂しくなる。
「あ、いたあ♡」
ゾッとするような鼻にかかる声。
振り向くと、濃いメイクにスカートをギリギリまで曲げた明らかにギャルって感じの3年生が立っていた。
「ねね、名前なんて言うの？」
「えー、と…」
この人面倒なタイプの人だ。
てか香水もキツいし、酔ってきた。
「もしかして照れてる？かわいいー！」
相手が女子ということもあり強く言えないし、どうしよう。
逃げようにもここから移動したらAが困るだろうし。
「あの、迷惑がってますけど。」
「A、」
「は？なによあんた。」
「顔みて分からないんですか？
大迷惑って書いてありますけど。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
