それだけはやめてください。 ページ8
「えっと、ベル、この手錠は何？？」
「Aがもうどこにも行かねえようにだけど？」
「Aさんは目を離すとすぐ何処かに行ってしまいますからねー。これくらいはしないと。」
「いや、今回の件に関しては訳があって…もうどこにも行かないから…」
「Aさんのその、訳ってやつは向こうに着いたらボスに問い詰められると思いますよー？覚悟しておいたほうがいいかもですー。」
ザン…
恭弥の次に怖いんだよなあ…あの人
え、というか、私これなんて説明すればいいんだろ。トリップしてきたことは言ってはいけないって言われたし。
でもあのザンの前で嘘をつくなんて、この私にできるだろうか…
「で、結局、手錠は外してくれないの？！」
「外すわけねーし。」
「大人しくしててくださーい。」
そのまま私はベルにお姫様だっこされて、ヴァリアー城に向かう。
ここが10年後だなんて…まだあまり実感がわかない。
10年間行方不明ってことは、ツナ達にも迷惑かけたよね。ああ、みんなに合わせる顔がないよ…
お姫様抱っこされてるから、ベルの顔がすぐ近くにある。
つい数分前までは私より年下であんなに可愛かったのに…
今では、私より6歳も年上で大人だなんて、なんか変な感じ。
「…そんなジロジロ見んなし。」
そう言ってベルと目が合う。
「だって…ベルが大人になってるから…さっきまであんなに可愛いかったのに…」
「はあ？」
「はあ…」
ほんとあの神さまを恨むよ…
_______
「ついた…」
着いてしまった…ヴァリアー城
「みんなびっくりするでしょうねー。Aさん見たら」
「あのカス鮫のうるせー声が想像つく…」
「あー、ザンに会いたくない…」
「それは無理ですねーボスもなんだかんだAさんのこと心配してましたから。」
「あのザンが？」
「はい。それはもう機嫌が悪くて…この10年間地獄でしたよー…」
「…」
ベルに降ろされて、2人と一緒にヴァリアー城に入る。
10年後のヴァリアー城…あんまり変わってないな。
すると目の前には綺麗な長い髪の男の人。
「ゔお"ぉおおおい！！お前ら任務はどうしたああ！」
「うっせ。」
あ、この煩い感じ。スクの声だ。
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ゆん - 更新楽しみにしてます！ (2020年5月11日 14時) (
レス) id: 72cd235cd7 (このIDを非表示/違反報告)
amin(プロフ) - 優さん» なんと重大なミスを…訂正しておきます！教えてくださってありがとうございます！！ (2019年9月8日 23時) (レス) id: e68881c356 (このIDを非表示/違反報告)
優 - この作品ミー好きなので更新楽しみにしてますー！ (2019年9月8日 22時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
優 - こんばんは！雲雀さんの口癖噛みじゃなく咬みですよー。 (2019年9月8日 22時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amin | 作成日時：2019年9月2日 17時
