【忍足侑士】護ったるから…【禁戒】 (ページ19)

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The HUNDRED-TENTH.. ページ19

どっ… どうしよう！
どうすんだコレどうすんだ私！

バレた時のコトなんて一切考えてなかった…不覚……!!

マジなのかな？

マジで私、連れ戻されちゃうのかな!?

A「…………はぁ」

バーカ。

何期待してんの。

こんな勝手なコトしといて

跡部がまだ、私を好きでいるワケないじゃんか…

今ごろきっと
他の女の子見つけて、楽しく過ごしてるんだろうな

そう思うと、私なんて

一瞬の出来事だったんだろうな……

A「……侑士、遅いっての。」

今はまだ、しばらく

A「早く帰ってこいよ、バカ…」

侑士の側で…………

……………ｶﾞﾁｬ

A「うわっ…！」

忍足「……………ただい、ま」

A「あ侑士おかえりー…って、何があった!?」

ボロボロなんですけどこいつ！

え？何してたの!?
ケンカ!?

……ではないか。

ケガはしてないみたいだし…

なんかすんごい疲れ切ってるよ!?

まさか…

跡部と何か…………

……ﾄﾞｻｯ………

A「うぉ………!?」

忍足「………はぁ、はぁ…」

A「えっ？イキナリどーした!?」

忍足「あかん、めっちゃ疲れてもうた。」

A「ちょっと！しっかりしろよ！何があったか知らないけど…」

忍足「はは、すまんな。情けのうて…(ｷﾞｭｳｩ」

A「うぐっ…… 抱き締める意味がわからないのですが？」

忍足「……………。」

A「お前狸寝入りかコラ。」

忍足「……………。」

A「…ったく、マジかい。しょーがないなぁ」

まさか
こんな弱った侑士を見られるなんてね

ホント何してきたのよ、跡部と…

って、

重いし、重いし。

私に抱きついたまま、電池切れになるのやめろよな

このあとどーしたらイイか、
わかんないじゃん/////

A「……もうっ、おっきい赤ちゃんかお前は！」

…さて、と。

一応寝ちゃってるみたいだし、ベッドまで運んであげようと思うのですが…

どうやって？

男一人抱えられるほど屈強ではないよ!?私とて！

できるとしたら、お姫さま抱っこかおんぶ…
どっちがイイかなぁ？

A「いやおんぶだろ。」

嗚呼、何だこのノリツッコミ(笑)