CCG_11 ページ13
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______貴方の命令なら、なんでも聞きますよ
Aはたまに、ぞくりとするほど妖しい気を
纏っている時がある。
それは殺気だったり、執着心だったり。
ふとした時に、俺は、その狂気に魅せられる。
が。
「えへ、私、決めてるんですよ〜」
「…なにをだ」
すぐに元のふんわりとした雰囲気に戻ると、
にこにこしながら擦り寄ってくる。不思議な奴だ。
無条件に甘えられた時の、このくすぐったいような
ふわふわした感覚が何なのか、わからない。
俺は昔からこの感覚について深く考えないようにしている。
「私、丈さんのことが大好きなので、
もし、どうせ死ぬなら絶対。丈さんの隣で死ぬ、って」
「」
「そう、決めてるんです」
だから。
_______ずっとお側で戦わせてください、ね？
にっこり。無邪気にも妖艶にもとれる笑みで。
俺の空いてる方の袖口をつまみながら、
戻りましょう、と引っ張って歩き出す。
「………っ、…？！」
なんか、今、自分の表情も感情も、暴走してる気がして。
「それまでは誰にもやられませんし、もう、
危ない戦い方もしないようにしなきゃでぶ わっっ？！」
くるり、また振り返ったAの顔に、思い切りチョップを落とした。
何するですーーー？！といつも通り騒ぐAに
至極平静を装いながら。
「当たり前だ、」
俺が、しっかり側で見て、守るよ。
最後の言葉はなんとなく言えず。
「丈さん、はやく〜、行きますよーーー」
「わかったから、引っ張るな」
されるがままに引っ張られて、振り回されながら歩くのも悪くない。
そんなふうに思ってしまうんだから、
この３年でもうだいぶ、馬鹿に毒されてしまったか。
ふ、と自然に笑みがこぼれる自分に驚くのも、
もう何度目だろう。
_______俺の隣は、あの人だけだと思ってた、
でも、今は
俺が一歩先を歩き、Aの隣で戦いたい_______
そんなふうに思った矢先、
あまり良くない上に衝撃すぎる話がふたつ舞い込んでくるのは、ほんの数日後の話である。
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ちーかま - 伊東倉元さんめっちゃ好きです。 (2018年10月29日 20時) (
レス) id: 8f9925b559 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 無花果さん» コメントありがとうございます！ 丈さんの魅力もっと詰め込みたい..ほんとに素敵ですよね！更新、時間を作って頑張りたいと思います(TT)!! (2018年5月2日 0時) (レス) id: 9c73c754f5 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！丈さんカッコいいです泣更新頑張ってください！ (2018年5月1日 2時) (レス) id: 6686156c61 (このIDを非表示/違反報告)
氷麗(プロフ) - ギオさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです… そして伊東倉元好きなお方に出会えて感激です！最高に素晴らしいですよね！魅力をうまく描けるよう頑張ります！(*´∀｀) (2018年4月22日 4時) (レス) id: 9c73c754f5 (このIDを非表示/違反報告)
ギオ(プロフ) - めっちゃ面白いです！高評価とお気に入り失礼します〜伊藤倉元いいですよね!今んところ一番好きなんです! (2018年4月22日 3時) (携帯から) (レス) id: 6572e8ab81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2018年4月16日 4時
