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振り返るとそこには
紛れもなく私がさっき名前を出した人物
神山さんがいた
｢な、んで…｣
信じられない
まさかここで会うなんて…
神｢Aちゃんに呼ばれたから？｣
｢そうじゃなくて…！どうしてここにいるんですか？警察に連れて行かれたはずじゃ…｣
神｢とっくに釈放されたで、まぁ接近禁止やねんけど｣
｢うそ…｣
神｢嘘やないわ(笑)｣
この笑顔懐かしい…
｢…て｣
神｢え？｣
｢助けてｯ…(泣)｣
神｢…流星か｣
私は頷いた
神｢やからあれだけやめろ言うたのに…これで分かったやろ？｣
｢ごめんなさい…私やっと分かった、神山さんがずっと忠告してくれてたのに全然気づけなくて…神山さんが間違ってるってずっと思ってて…｣
神｢俺もやり方が強引すぎたな、ほんまごめん…怖かったやんな｣
｢大丈夫…｣
神｢でもこうでもしないとあいつ諦めへんかなって思ったんやけど…｣
｢流星さんは一体何者なんですか…｣
神｢流星は…俺の同級生で、Aちゃんのストーカーや｣
私のストーカー…？
流星さんが…
神｢俺も流星もAちゃんが好きでストーカーしてた｣
だからか…
流星さんの手紙に｢青い卒業証書｣って書いてあったのは
どこかから卒業式練習を流星さんが見てたからか
そうじゃなきゃ卒業証書の色なんて分からないもんね
神｢流星は俺と違って、無資格型ストーカーやねん｣
｢無資格…？｣
神｢そう、相手のことを自分の要求をのむ当然の存在と思ってんねん、支配的で高圧的態度に出るタイプや｣
｢ストーカーにもいろんなタイプがいるんですか…｣
神｢流星はAちゃんを好きになる前も違う女の子のストーカーしとってん｣
｢え…｣
神｢でもその時はその女の子が引っ越しておらんくなったから諦めたんや、やから今回もAちゃんがおらんくなったら諦めると思って誘拐したんやけど…失敗した｣
神｢家族も関係しとったから諦めさせるのはやっぱ難しかったな…｣
｢政略結婚だったから…｣
神｢結果的に俺がこの事件を起こした意味は無かったってことや｣
｢…違います、ちゃんと意味はありました｣
｢神山さんと出会えたことが意味です｣
神｢俺と…｣
｢私のことをこんなに思ってくれる人は神山さんしかいませんよ｣
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杏珠(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます^^*妄想力を発揮させました！(笑)他の作品もぜひ！ (2020年7月21日 6時) (
レス) id: 5488eaff81 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - この妄想めっちゃ好き (2020年7月20日 23時) (レス) id: 2e99131a89 (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - さやねちゃさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉に私も号泣してます(泣)新作の更新も頑張ります！^^* (2020年7月15日 7時) (レス) id: 5488eaff81 (このIDを非表示/違反報告)
さやねちゃ(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごく好きな作品の一つになりました。34話あたりから号泣してしまいました笑新作も読ませていただいてます。これからも楽しみにしています！ (2020年7月15日 0時) (レス) id: 47efebd3e1 (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - あおいさん» 返信遅くなってすみません！コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年7月10日 15時) (レス) id: 5488eaff81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏珠 | 作成日時：2020年5月24日 16時
