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重「小さい頃からずっと好きやったで、あこちゃん」

「へ…」

重「あこちゃん以外を好きになったことなんてあらへんし、久しぶりに再会した日はほんま嬉しかった」

「私の血を飲むの…?」

重「飲みたい気持ちももちろんある、でもそれ以上にあこちゃんが大切になってもうた」


重「それに吸血族のハーフやから確実に人間になれるか分からんし」

「…もし、私が大毅の血を飲んだとしたら…?どうなるの?」

重「前例がないから分からんけど、吸血族になるんやない?」

「私が人間の誰かを好きになってその人の血を飲んだら、私は完全な人間になれるのかな」

重「そうやと思うけど、好きになった人が初恋やないとダメやで」

「それも関係あるの?」

重「おん、1番最初に好きになった人やないとダメやで」

「大毅の親は!?初恋が吸血族だとしたら無理じゃ…」

重「いや、俺の親は互いの家が勝手に決めた結婚やからそんな好きやったわけやないみたいやで。吸血族の子孫が欲しかっただけや」


それはそれでなんか悲しいな

大毅が吸血族の繁栄だけのために生まれてきたみたいじゃない






「ってか…私の初恋、大毅だった気がするんだけど…」

重「はっ!?」

「あんまり覚えてないけど…大毅のことが好きだったような…」

重「なんで俺なんか好きになったん!?それじゃあこちゃん人間になれへんやん!」

「た、確かに…」


私一生このままじゃん


「でも私はまだハーフだから普通のご飯も食べられるし、人を殺さなくてもいいけど…」



「大毅こそなんで私を好きになったのよ、確実に人間になれる人を好きになんなさいよ」

重「だって俺ガキの頃あこちゃんしか知らんかってんもん。学校だってまともに行っとらんし、人との関わりなかったし。俺はあこちゃんが好きな人で良かったって思っとるよ?優しいし、可愛ええし」

「なにそれ可愛いとか初めて言われた」

重「小さい頃から言ってましたけど!?」

「私は覚えてない」

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杏珠(プロフ) - 赤い天使さん» ありがとうございます!続編もぜひ見てください!^^* (2019年9月29日 10時) (レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 続編楽しみにしています!続編でも更新頑張って下さい! (2019年9月28日 21時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 杏珠さん» 見ててくれたんですね。ありがとうございます。私も更新頑張ります!お互い頑張りましょう! (2019年9月21日 18時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - 赤い天使さん» ありがとうございます(´;ω;`)赤い天使様の作品拝見させていただいています!とても面白くて好きです!お互い頑張りましょう^^* (2019年9月21日 17時) (レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 小説の作り方上手いですね。私も小説を作ってます。小説の作り方が上手い方では無いので羨ましいです。これからも更新頑張って下さい! (2019年9月21日 16時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏珠 | 作成日時:2019年9月7日 21時

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