【文豪ストレイドッグス】貴方の中に私がいるならそれで

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「あ、ありが「解剖して中を見させてもらってもいいかい？」」

えっ

「いやですっ！！」

両手で自分を抱きしめてガードをするようにして与謝野先生を見ると、先生はくっくっと笑った。

「冗談だよ」

……何なんだ、この人。別の意味で怖いわ。

でも、

「ふっ、あはははははははっ！」

「……A？」

「何故した」

「何ー？」

「何かあったのかい？」

突然可笑しそうに笑い出す私を不思議そうに見る4人。

いや、だってさ、

「皆さん意外と面白くて、緊張してたのが馬鹿みたいだなって。」

正直に、失礼ともとれるその思いを素直に話すと、彼らはキョトンとしたあと、屈託のない笑顔で笑ってくれた。

「当たり前さ。探偵社に悪い奴なんかいないからね。」

与謝野先生の言葉に、私はもう一度笑う。

私、この人達と出会えて良かったな、なんて
心の中で、そっと呟いた。


━━━━━━━━明日、何が起こるかなんてことも知らずに。

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