職業居候です【まふまふ】

5日目 ページ5

ピピピ

ピピピ

ピピピ




「ん、あ…さ…」




ベッドルームには窓がないので今が朝かどうかは分からないけど、私のスマホのアラームがなっているので多分朝だ。




「んんー！……ん？お腹…おも…！？」




なんと、私のお腹を枕に寝ている巨人が1人。




なんということだろうか、嫌がらせか？

私のお腹がぷにぷにだということを証明する嫌がらせなのか！？

許せん！




かと言って、なんだか死んだように眠っていて疲れていそうなのでなかなか起こせない。




はぁ…ダイエットしよ。




「飼い主さんなかなか起きないね〜」




猫をなでなでしながら起きるのを待っていると、程なくしてホストは起きた。




ま「ん、あれ、僕……！？」




「ぷっ、私と同じ反応してる笑」




ま「え、ぼ、僕なんでここに？君が…？」




「は！？違いますよ。変な言いがかりはやめてください。私はずーっとさっき起きるまで爆睡してました。それより！レディのお腹の上で寝るなんて失礼です！」




ま「あ、あぁ、すみません…作業してそのままこっちに来ちゃったのか……」




「とりあえず、何か食べません？材料さえあれば適当に作りますよ」




ま「食パンとか卵くらいしかないと思う……」




「あなたが餓死しそうで心配です…。じゃあとりあえずなんか作ってくるので待っててください」




ま「わかりました」




んー、おぉ、ほんとに卵と食パン、ハム、ヨーグルト…人参…アボカドしかない…調味料は塩コショウ、佐藤、ケチャップ、マヨネーズ………




ま、何とかなるか。




適当にハムを焼き、スクランブルエッグを作り、食パンをトーストに入れ、ヨーグルトを準備する。




我ながらいい嫁になりそうだ。




「できましたよー！」




ま「おぉ、すごい。久しぶりに家庭的な料理を見た………」




のそのそとやってきたホストはなかなかにいい反応。




それから2人で朝食を食べ、それぞれ大学と、仕事に行った。




そこで、私たちの縁は切れると思ってた。

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