職業居候です【まふまふ】

4日目 ページ4

あれから、普通にどん兵衛を食べ、お風呂に入り、ホストはパソコンカタカタし、気がついたら寝るという流れになっていた。




………へ？




その、夜のパーテーとかはない感じですか？




え、嘘でしょ？




私たち、男と女だよね？




え、え？




ま「僕の近く、虫でもいる？」




「あ、いえ、いないです…」




ま「そうだよね。じゃあ、ベッド使っていいから」




「あ、いえ、ソファで…」




ま「ん？いいよ、女の子ソファに寝かす訳には行かないでしょ」




「は、はぁ……」




イケメンって、こういうところまでイケメンなのか…？




それとも、例のメンヘラの彼女がよっぽど可愛くて女には困ってないとか！？




ありえる………




ありえるけど……………




私の場合、ありえないーーーー！！！！




はず。




だって、ミスキャンパスだよ！？

友達ほぼいないから友達投票とかもないし、こんっなに可愛い私を見てなんとも思わないわけ！？




おかしい……




よし、こいつが本当に人間かどうか確かめるために色仕掛けをしてみよう。




「あ、あの！」




ま「ん？」




「やっぱり……その………」




ま「なんですか？」




「一緒に…寝たいなぁ………なんて」




ま「えっ、えっえっ、えぇ！？え、ちょ、は？まって、君、リスナー？」




「……は？り、リスナー？え、なんのことですか？」




ま「あ、え、そうだよね。そうだよね！うん、で、なんで僕と寝たいのかな？」




はぁ………




もうこいつ男じゃないわ。




なんか知らないけど、私が色仕掛けしても警戒してばっか。




どうかしてるわほんとに。




「なんで、私のこと好きにならないんですか？」




ま「は？」




「大抵の人間は私に一目惚れします。フランスに行っても、韓国に行っても、アメリカに行っても、必ずナンパされました。原宿に10分立ってたら間違いなく声かけられます。中学の頃から今までモテ期でした。そんな私を、なんであなたは好きにならないんですか？不思議です」




ま「え、君、バカ？」




「は！？」




ま「まだ、会ったばっかりで何も知らないのに好きになんてならないですよ。いい意味でも悪い意味でも君を知らないから、好きになりようがないです」




「ふーん。そうですか」




なーんだ。ホストのくせに、いいこと言うじゃん

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