僕らの太陽【2nd】 (ページ29)

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【ウォヌ】

「ジフナ、ずいぶん可愛いコート着てんね」

「ヌナの借りた」

ああ、どうりで。

「Aヌナって暑がりなの？今日こんなに寒いのに、お前にコート貸すなんて」

「剥ぎ取った」

「えぇ」

何してんの、あの人ヌナだろ(笑)

「どうせあの人はすぐに騒ぎ散らして暑くなるだろうから平気だろ」

「どうかな…そんな事ないんじゃない？仮にも人だよ」

「ウォヌ、まさかお前いつもはヌナの事人外だと思ってんの？」

「たまにそうなんじゃないかと思う時はある」

だって、毎日毎日元気すぎるくらい元気だよ、あのヌナ。

明るいって言っても、色々と種類がある中で……陽だまりみたいとか、そう言った穏やかな表現じゃとても足りないくらい……なんならもう、太陽そのものってくらい元気。

多分Aヌナの前世は太陽(？)。

「……まあヤバい人だとは、オレも思うけど」

「だろ～」

人間としてアウトローな匂いがすごいでしょ？