検索窓
今日:2 hit、昨日:31 hit、合計:159,209 hit

497 …end… ページ47

数年後。

紫耀「そろそろ帰ろうか?」

A「そうだね。もうすぐ日が暮れちゃうよ?」

娘「うん!!」

紫耀「よし!いい子!」

A「フフフ。」

公園から家まで歩いて帰る。
娘を真ん中に3人で手を繋ぎ、歩きながら娘の両手を上げ、ジャンプさせる。

娘「キャー!アハハ!ねぇーパパー!肩車してー!」

紫耀「いいよー!おいで?」

紫耀にそっくりな可愛い女の子。

A「フフ。良かったね?」

私を見て、ニコニコ微笑んでいる。

娘「うん!ママ、赤ちゃん大丈夫?寒いって言ってない?」

A「うん。ママのお腹の中暖かいから大丈夫だよ?ありがとう心配してくれて。美羽は、優しいお姉ちゃんだね。」

娘「うん!美羽は優しいお姉ちゃんになるんだー!」

紫耀「そっかぁ。美羽は優しいお姉ちゃんになるんやね?偉いねー。」

娘「えへへ。」

夕日に照らされ伸びる影を見ながら、そんな幸せな会話。

A「あっ!」

この光景…

紫耀「どうした?お腹痛い?」

A「ううん。この光景、前に夢で見た…」

紫耀「えっ?夢?…あっ!俺もだ…」

A「付き合う前によく見てたって言う夢?」

紫耀「うん、そう!まさか、同じ夢見てたとはね…」

A「フフフ。私達、こうなる運命だったんだね。」

紫耀「そうやね。運命やったんよ。」

娘「う…ん…めい?」

A「そうだよ。パパとママが結婚して、美羽が産まれて来てくれて、もうすぐ弟が産まれて来てくれる事はね、神様が決めてくれてたの。」

紫耀「神様、ありがとー!」

娘「キャハハハ!神様、ありがとー!」

A「ありがとうございます神様。あっ、蹴った!赤ちゃんもありがとうっだって。」

紫耀「A?」

A「ん?」

紫耀「愛してるよ…」

A「私も愛してる…」

肩車をしたまま、そっと私にキスをしている影が伸びていた。

……………end…………

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←496



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (305 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
407人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月8日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。