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数年後。
紫耀「そろそろ帰ろうか?」
A「そうだね。もうすぐ日が暮れちゃうよ?」
娘「うん!!」
紫耀「よし!いい子!」
A「フフフ。」
公園から家まで歩いて帰る。
娘を真ん中に3人で手を繋ぎ、歩きながら娘の両手を上げ、ジャンプさせる。
娘「キャー!アハハ!ねぇーパパー!肩車してー!」
紫耀「いいよー!おいで?」
紫耀にそっくりな可愛い女の子。
A「フフ。良かったね?」
私を見て、ニコニコ微笑んでいる。
娘「うん!ママ、赤ちゃん大丈夫?寒いって言ってない?」
A「うん。ママのお腹の中暖かいから大丈夫だよ?ありがとう心配してくれて。美羽は、優しいお姉ちゃんだね。」
娘「うん!美羽は優しいお姉ちゃんになるんだー!」
紫耀「そっかぁ。美羽は優しいお姉ちゃんになるんやね?偉いねー。」
娘「えへへ。」
夕日に照らされ伸びる影を見ながら、そんな幸せな会話。
A「あっ!」
この光景…
紫耀「どうした?お腹痛い?」
A「ううん。この光景、前に夢で見た…」
紫耀「えっ?夢?…あっ!俺もだ…」
A「付き合う前によく見てたって言う夢?」
紫耀「うん、そう!まさか、同じ夢見てたとはね…」
A「フフフ。私達、こうなる運命だったんだね。」
紫耀「そうやね。運命やったんよ。」
娘「う…ん…めい?」
A「そうだよ。パパとママが結婚して、美羽が産まれて来てくれて、もうすぐ弟が産まれて来てくれる事はね、神様が決めてくれてたの。」
紫耀「神様、ありがとー!」
娘「キャハハハ!神様、ありがとー!」
A「ありがとうございます神様。あっ、蹴った!赤ちゃんもありがとうっだって。」
紫耀「A?」
A「ん?」
紫耀「愛してるよ…」
A「私も愛してる…」
肩車をしたまま、そっと私にキスをしている影が伸びていた。
……………end…………
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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月8日 12時