私たちの恋愛 １０ 最終章

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翌日。
今日は朝早くから仕事だから、早起きした。
昨日も遅く帰って来た紫耀。
最近、毎日遅いよな。
仕事大変なのかな？聞いてないから知らない。
私が寝てしまった後に帰って来たみたいだから、まだ寝てるけど、さすがに聞いた方がいいのかな？
朝食を1人で食べ、まだ寝ている紫耀の分の朝食にラップを掛け、手紙を残して家を出た。

おはよう。
最近、忙しいみたいだね。
お疲れ様。
体調壊さないようにね。
明日からの旅行楽しみにしてるね。
じゃあ、行ってきます。
愛してるよ。A

読んでくれるかな…。
ケンちゃんの迎えの車に乗ると、to you…が流れていた。

ケンちゃん「出来たぞ。はい。いい出来だな。こりゃまた売れるぞぉ！笑」

音源が入ったCDを渡される。
嬉しいな。

スタジオに入ると、ここでもto you…が流されていた。
A「おはようございます。よろしくお願いします。」
監督やスタッフさんに挨拶。
志尊淳さんも到着された。

志尊淳「おはようございます。よろしくお願いします！」

A「おはようございます。こちらこそよろしくお願いします。」

挨拶を交わし、打ち合わせへ。
ＭＶの設定は、曲のイメージに合わせ、付き合ってるカップル。
出会いから、付き合うようになった所、彼の部屋にお泊まりして過ごす所、喧嘩する所、最後は愛を誓い合う所となっている。
それぞれに、映画の様にこだわって撮っていくと説明があった。
撮影予定は、3日後から5日間の予定。
今日は、それぞれの衣装合わせから始まる。
オシャレな服装から、部屋着まで色々。

志尊淳「曲、聴かせて貰いました。めっちゃ良かったです。」

A「ありがとう。ねぇ、志尊君も敬語いらないから。」

志尊淳「いいんですか？」

A「うん。その方が撮影にもいいしね。」

志尊淳「やった。あっ、志尊君はやめてくださいって言ったでしょ？」

A「そうだっけ？」

志尊淳「酷い！」

A「あー、そうだったね。淳君っては呼びたくないって話したね。ごめんごめん。」

志尊淳「淳って呼んで？」

A「イヤだよ。」

志尊淳「酷い！」

A「酷い！アハハハっ！」

志尊淳「真似するなよなー。」

A「アハハハ！」

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