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スタッフ「志尊君、流石だ。プロだねー。」

A「その道のプロになれるよ…。」

志尊淳「どの道だよ?笑。Aも流石だったよ。」

A「何も言わないで…」

撮影は、今日はここまでで終わりとの事だった。

あっ、そうか。ケンちゃん事務所に行ったから居ないんだった。
控え室に戻っていると、

志尊淳「お疲れ様。」

後ろから声を掛けられた。

A「あっ、あつし君。お疲れ様でした。」

志尊淳「あつし君は、やめてよ。俺、淳だから!」

受け入れたかに思えたが、違ったんだね…

A「そんな事知ってるって。だから、じゅん君っては呼びたくないって言ってるでしょ?それに、ジャンケン私が勝ったんだもん。」

志尊淳「じゅん君呼びの定員は、1人なんだね…。ねぇ、じゃあご飯行かない?」

じゃあ、の意味が分からない…

A「行かない。」

志尊淳「何でー?」

A「帰りたい。」

志尊淳「彼氏?」

A「うん。」

志尊淳「そっか…。」

スタッフ「Aさーん!ちょっといいですかー?」

A「はぁーい!じゃあ、お疲れ様でした。」

あつし君にお辞儀をして、スタッフさんの呼ぶ部屋へ入って行った。
私服に着替え、スタッフさんと次の撮影の衣装の打ち合わせをしていると、ケンちゃんが戻って来た。

マネ「ごめん、ごめん。遅くなった。」

A「お疲れ様。どうだった?」

マネ「もう、社長が大盛り上がりでさー。とりあえず、段取りは全部終わらせてきたから。」

A「そっか。ありがとう。」

スタッフ「マネージャーさん、じゃあ、撮影見てないんですか?」

マネ「はい。何かありました?」

スタッフ「いい撮影でしたよ!素敵でしたー。」

A「ただただ恥ずかしかったよ…」

マネ「ちょっと見てくるわ!」

そう言って、部屋を出て行った。

スタッフ「本当に恋人同士みたいだったなー。彼の前でもあんな風に?」

A「いえいえ!あれは、演技ですから!」

スタッフ「でも、キス!凄かったよ?ねぇ、志尊君って、キス上手くない?」

A「そうですね。」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月8日 12時

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