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A「うそ…。」
知らなかった。
大丈夫だよね?健は私と紫耀が付き合ってる事も知らないしね。
それに何も絡みはないよね?
問題は、紫耀が健と会って嫌な気持ちになっちゃうことだな。
私だったら、紫耀の元カノと会うなんて嫌だもんな。
それに、健の最近のそんな発言を紫耀は知ってるんだろうか?

美玲「本当にまさかだよね…大丈夫?」

A「大丈夫じゃないかも…どうしよう。あー、ごめんね紫耀。」

翔平「始まるな…」
そう言って、テレビを付けた。

和やかにいつもの感じで番組が始まる。
King&Princeが登場。
A「カッコイイ……キラキラだな今日も…」

タカ「脳天気な奴だな…全く…」

A「だってカッコイイんだから、しょうがないじゃん!」

タカ「はいはい…」

美玲「本当に好きなんだね」

A「うん。」

タカ「でも、コイツ彼氏の紫耀とアイドル平野紫耀とでは、違う見方してるって言う変態だからな。」

A「うるさいなー」

King&Princeが歌う。
新曲もいい曲だなー。
素敵だったよ平野紫耀君。

番組は進み、ついに健が登場…

タカ「出たな。」

美玲「平野君大丈夫そう?」

翔平「澄ましてるけど、内心大丈夫じゃないだろ…」

まさかの健の後ろに、紫耀が座っている。
テレビ画面には2人がちょうど映っている。

A「紫耀…」
表情変えずにいるけど、嫌だよね?

タカ「地獄だろうな…」

A「だよね?…はぁ…」

それにしても久しぶりに健をじっくりと見たな…
同じ業界だから、話を聞いたりポスターやテレビで見掛ける事はあったけど、こんなにじっくりと見たのは何年ぶりだろ…
相変わらずだな健。あの雰囲気。あれがまた反則なんだよね…。
あの頃は全てが好きだったな。
あーあの目、あの目に弱かったんだよな。

すると横から冷たい視線が…
タカ「…浮気じゃね?今、健を見つめてただろ?ヒデー女だな。紫耀は今、必死に笑顔作って頑張ってるというのに。」

A「なっ!?違うって!ちょっと思い出しただけでしょ?」

タカ「何思い出してるんだよ?変態だな!」

A「変態じゃない!」

タカ「でもさ、相変わらずだよな健も。かっけーもん。な?」

A「私に振らないでよ。」

タカ「再会しない事を祈ってるぞ。あの目に弱いからなお前は。」

鋭いですねタカさん…
A「うっ…。会う事はないよ。今までだって、偶然にでも会う事無かったんだし。それに、もし会ってしまっても大丈夫だって!」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年10月8日 0時

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